2018年 スタジオアリス女子オープン

小橋絵利子は松山英樹の”Vキャディ”を起用し暫定3位

2018/04/06 18:40
小橋絵利子(左)はキャディに乾芽衣さんを起用した

◇国内女子◇スタジオアリス女子オープン 初日(6日)◇花屋敷GCよかわコース(兵庫県)◇6332yd(パー72)

29歳・小橋絵利子が4バーディ、3ボギーの「71」。悪天候による中断、サスペンデッドとなった初日を1アンダー暫定3位で終えた。風速20m/sを記録する厳しい状況にも、「風がフォローのときはクラブを1cmとか短く持って打ちます。しっかりとミートできるようにしています」と充実の表情で振り返った。

昨年はレギュラーツアー34試合に出場し、賞金ランキングは68位と低迷した。12月の最終予選会では17位に入り、今季前半の出場権をもぎ取ったものの、今季は全5試合で予選落ち。「ずっとパットで悩んでいたが、練習あるのみだと。きょうはそれの成果がでました」という。前週からパターをマレット型からピン型・オデッセイ オー・ワークス パター #1Wのセンターシャフトタイプに変更。「どこに向いているのかわかりやすくて、すごくいいと思いました」。後半6番では14mのパットを沈めるなど、結果にもつながった。

心強い相棒にも支えられた。今週は松山英樹が優勝した2016年のツアー外競技「ヒーローワールドチャレンジ」でキャディを務めた乾芽衣(いぬい・めい)さんにバッグを託している。「昨年までは自分で考えるためにハウスキャディさんにお願いしていました。すごく大変でしたけど…」と笑ったが、一回り大きくなった自負はある。

「これから試合がいっぱいあるし、優勝を目指して頑張りたい」。今季初の予選突破だけでは物足りない。上位進出へ一打一打に集中する。(兵庫県三木市/玉木充)

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