記録更新もある?今年の「日本女子オープン」の優勝スコアは?
◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 事前情報(27日)◇我孫子ゴルフ倶楽部(千葉県)◇6706yd(パー72)
大会史上パー72での最少ストローク優勝は、2010年の大利根CCで宮里美香が記録した276ストローク(12アンダー)。今年はその更新があるかもしれない。
大会開幕前、選手たちが口を揃えたのは、広いフェアウェイと短めのラフ、そしてグリーンの軟らかさ。総ヤーデージは6706ydと短くはないが、ティショットには寛容で、長い番手を持っても止まるグリーンは、バーディ合戦の様相を呈しそうだ。
鈴木愛は、「もう少し難しいセッティングを想定していたので、例年よりスコアは出ると思う」と予想する。「あすの雨次第だけど、(優勝スコアは)10アンダー前後になると思う。毎日2アンダーは想定していかないといけない」という。飛ばし屋有利という側面も、伸ばし合いへの意識を高めているようだ。
現在、賞金ランキング1位のキム・ハヌルも「10アンダーは行きたい」と同調し、川岸史果も「2ケタはいくと思う」と口を揃えた。
大会連覇を目指す畑岡奈紗は、海外勢を考慮して「15アンダーくらいは行きたい」とよりロースコアを見据えている。
だが、その目論見でもまだ甘いのかもしれない。今年の「全米女子オープン」でアマチュアながら2位となり、その後にプロ転向して今大会がプロ3戦目となるチェ・ヘジン(韓国)は、「20アンダー前後」と優勝スコアを見据えている。「フェアウェイは思ったより狭くないし、ショートゲームでチャレンジできる」と、ピンを果敢に攻めていくのがゲームプランだ。
2015年大会の覇者、チョン・インジは「それが一番難しい質問です」と、優勝スコアは明言しなかったが「メジャーだし、コースが難しいので、ボギーのない試合をしたい」と、いつもの爽やかな笑顔で抱負を語った。(千葉県我孫子市/今岡涼太)