清水重憲キャディ 通算32勝の最多記録に並ぶ
2016/03/14 10:15
国内女子ツアー「PRGRレディスカップ」を制したイ・ボミ(韓国)のエースキャディを務める清水重憲氏(41)が、プロツアーのキャディとして通算32勝目とし、非公式ながら尾崎将司の黄金期を支えた佐野木計至氏の持つキャディ最多勝記録に並んだ。
「まだ佐野木さんに並んだだけですけどね。でも、こんなに早く並ぶことができるとは思ってもいませんでした」と、目標としてきた記録を現実のものとして感慨深げ。清水氏は近畿大を卒業後、22歳のときに大学の先輩である杉本周作についてキャディデビュー。田中秀道を担当した1998年「アイフルカップ」で1勝目を飾った。
以降は谷口徹や上田桃子、諸見里しのぶら数々の選手の担当を歴任。2007年には男女ツアーをまたにかけて担った谷口と上田が賞金王&賞金女王となり、ゴルフ界を代表する名キャディの地位を確固たるものにした。
14年からイの専属キャディとなり、いまや昨季賞金女王から全幅の信頼を得る名参謀ぶりを発揮。藤田寛之と初めてタッグを組んだ14年「つるやオープン」では、藤田の1年5カ月ぶりのタイトルをアシストするなど“優勝請負人”としてのエピソードは後を絶たたない。(編集部・塚田達也)