2014年 ほけんの窓口レディース

プロテスト受験中の18歳・柏原明日架が首位タイ

2014/05/16 19:43
優勝よりも、まずはショットの精度を上げたいという柏原明日架

アマチュア旋風はどこまで続くのか。国内女子ツアー「ほけんの窓口レディース」の初日、3アンダーをマークした18歳のアマチュア柏原明日架が、吉田弓美子とともに首位タイに立った。

インコース10番から最終組でスタートした柏原は、11番パー5でバーディを奪った後、12番パー3でティショットがグリーンをオーバーするOBを打った。「最初、アゲンストだと思ったのですが、上空は風が止まっていたみたいで…。3打目は1クラブ落として7番アイアンにしたらちょうど良かったです」。このピンチで、ピンそば50センチにつけてボギーで抑えたのが大きかった。

続く13番ですぐさまバーディを返すと、結局5バーディ2ボギーの「69」。ラウンド後には「前回の経験から、気持ちの切り替えというか、1ホール、1ホール区切って考えられるようになりました」と話した。「前回」とは、今季の開幕4戦目「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」で、最終日を最終組でラウンドし4位に終わったことを指す。

「12番OBとか…、悪い流れをショットやパットで断ち切ることが自分の中で出来ました」。自身の成長を実感する柏原は、4月に最年少優勝記録を作った勝みなみ(15歳)の快挙について聞かれると「後輩に先を越されてしまったというのはないです。自分は自分と思っていますので」。焦る気持ちはない。

4月に始まった今季のプロテストを受験中で、周南カントリー倶楽部 (山口県)で行われた1次は8位で通過。先週開催された滋賀ゴルフクラブ(滋賀県)での2次は、32位タイと奮わなかったが、通過は間違いない状況。7月末に行われる最終のプロテストに挑むことになる。

「順位やスコアに過剰に敏感になるのは良くないと思っています。今はショットで課題があるので、1打1打自信を持って打ちたい。自分なりに調整しながらラウンドしたい」。今大会では残り2日間も、マイペースにラウンドを続ける。(福岡県福岡市/本橋英治)

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