ギャラリーの祝福も…横峯さくらは56位と出遅れ
2014/04/25 19:23
静岡県の川奈ホテルGCフジコースで開幕した「フジサンケイレディスクラシック」初日、電撃入籍のおめでたいニュースで今週ひと際の注目を集める横峯さくらは、1バーディ、3ボギーの「74」とし、2オーバーの56位と出遅れた。
「さくらちゃん、おめでとう!」と多くのギャラリーから祝福の言葉を掛けられながら、昨年覇者の佐伯三貴、さらに今季1勝を挙げている渡邉彩香と11時16分にティオフした。ところが、周囲の祝福ムードとは裏腹に、プレーの方は、パーを続けて迎えた前半の9番でボギーが先に来る苦しい展開。川奈特有の海風の影響でコース難度が高まった後半13番でも、セカンドショットでグリーンを捕らえることができず、寄らず入らずのボギー。14番でようやく5メートルのバーディパットを沈めて踏みとどまるかに思えたが、難関の17番(パー3)で再びボギーを叩いてホールアウトした。
「ピンを狙って行かなければならない場面で逃げてしまった」。ショットの不安を払拭できず、愛する夫・森川陽太郎さんが指導するメンタルコントロール術の“OKラインを下げる”ことに集中していたというが、「自分を信じてスイングしきれなかった」と反省の弁が口をついた。「パットは思ったところに打てているけど、打ち切れていないホールもあった」と高麗特有の芝目も相まって苦しい初日となった。
昨年大会で森川さんとの二人三脚をスタートし、入籍をわざわざこのタイミングにしたほど思い入れが強い大会。カットラインを意識せざるを得ない位置での2日目を、愛の力で乗り越え、決勝ラウンド進出できるか?(静岡県伊東市/糸井順子)