森田理香子、女王戴冠へ闘志 「気持ちを表に出して」
2013/11/27 17:47
賞金ランキングトップに返り咲いて国内女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を迎えた森田理香子は、開幕前日の27日(水)にインコースの9ホールを練習ラウンド。服部真夕、表純子とともに、終始リラックスした表情で決戦前最後の調整を終えた。
同2位の横峯さくらとは約281万円差。「(リードは)あって、ないようもの」と意に介していない様子だが、横峯が森田を逆転するには単独8位以上が最低条件となっており、大きなアドバンテージ得ていることは紛れもない事実だ。
プロ5年目、23歳にして女王争いの中心で最終戦を迎えることに「冷静に見て早い気がする。自分の気持ちや技術的なこと考えると、今の位置は不思議な感じ」と意識とのギャップを口にしながらも、「岡本さん(師事する岡本綾子)に教わっていることが徐々に出来ているから、この位置にいると信じたい」と自らに説くように続ける森田。やはり最終的には、敬愛してやまない師匠の存在が心の拠り所となっている。
大会の恒例として、賞金ランキングトップ2で構成される初日の最終組。森田と横峯の最終決戦は、今季10回目の直接対決で幕を開ける。「お互いに意識せざるを得ない状況だし、やっぱり意識をしながらのプレーになると思うけど、相手が誰であろうと惑わされず、気持ちを表に出してやっていきたい」と力をこめた。
優勝した前週「大王製紙エリエールレディス」3日目の直接対決は、森田がコースレコードの「64」で横峯を圧倒。明日の初日、注目の最終組は午前10時44分に1番ティからスタートを切る。(宮崎県宮崎市/塚田達也)