「全英」出場権争いも一歩リード! 比嘉が4位発進
「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」初日に、今季2勝の比嘉真美子が5バーディ、ノーボギーの「67」で回り、首位に3打差の5アンダー4位タイと上々のスタートを切った。
36ホールを有する六甲国際ゴルフ倶楽部。今年はアウト9ホールを昨年と別のコースを使用しており、「去年とはイメージが違う」と比嘉。馴染みの薄いアウトコースを含め、今年の攻略の柱に挙げるのが、「アウトで耐えて、インに伸ばす」というプランだった。この日は前半インで4バーディを奪い、後半アウトは1バーディ、ノーボギー。「練習ラウンドで想定していたマネジメントが、しっかりとできた」と、その表情も満足気だ。
前半12番と17番のパー5で、いずれも2オン狙いからグリーンを外しながらも、アプローチからバーディへと繋げる。14番ではグリーン奥のカラーからパターでねじ込み、16番(パー3)ではグリーンの奥から傾斜を利用してピン左1メートルにピタリ。4つの貯金を作って折り返した後半は、5番(パー5)で堅実に3オン1パット。得意とするパー5で3つのバーディを稼ぎ、1日の流れを築いた。
この日は真夏を思わせる強い日差しが降り注ぎ、神戸地区の最高気温は36.3度を記録する暑さとなった。痩せやすい体質を自認している比嘉にとって、夏は苦手の季節。昨年は、6月「日本女子アマ」からの1ヶ月間で4、5キロも体重が落ちたという。「先月ぐらいから、食べられる時にはいっぱい食べるようにしています」と、今年は暑さを乗り切る対策も万全だ。
現在の賞金ランキングは6位。今週を終えて5位以上に入れば、8月開催の海外メジャー「全英リコー女子オープン」の出場権が得られる。今週は同4位の茂木宏美が欠場。同5位の全美貞(韓国)が45位タイ、同7位の堀奈津佳が79位タイ、同8位のO.サタヤ(タイ)も45位と鈍い出足となり、全英争いでも一歩リードした。(兵庫県神戸市/塚田達也)