1ホールで流れを止めてしまった李知姫
2010/05/16 17:18
国内女子ツアー「フンドーキンレディース」の最終日。首位と5打差の通算1アンダー10位タイからスタートした李知姫(韓国)が、2番でバーディを奪うと、6番パー5からは3連続バーディを奪い早々に5アンダーまでスコアを伸ばした。
後半も13番パー3でバーディを奪い、通算6アンダー。終盤にはスコアを伸ばしやすいホールが残っているため優勝争いに加わる勢いだった。ところが、14番でトラブルが発生する。ティショットを右サイドの深いラフに入れた李は、2打目地点でしばし考え込んだ。
高いボールではないと、グリーンにボールを止められないが、目の前には木の枝がせり出している。悩んだあげく、低い弾道で花道まで運んだが、アプローチ後2mのパーパットを外してボギーとしてしまう。
自らがイメージしていない攻めを強いられ、ボギーを叩いた李は、続く15番では3パットでのボギーを叩き、完全に流れを止めてしまった。多くの選手がスコア伸ばす終盤のホールで逆に失速した李は、17番パー3でもボギーを叩き、通算3アンダーの9位タイに終わった。「せっかくいい流れだったのに、もったいないですね」と肩を落とす李。しかし、ショットの精度はこの日ラウンドした誰よりも安定していただけに、次週は怖い存在になりそうだ。