岩井千怜が16番で池ポチャ5発の「14」 ツアーワースト2位の大たたき
◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 2日目(2日)◇GOLF5カントリー美唄コース(北海道)◇6472yd(パー72)◇晴れ
ギャラリーも選手もみんなが驚いた。2日目を27位で出た岩井千怜が16番(パー4)で池ポチャ5発の「14」をたたいた。
記録の残る1990年以降での1ホール当たりのワーストスコアは、2017年の「NEC軽井沢72」の初日に5番(パー4)で山田成美が記録した「15」で、岩井はワースト2位の記録となった。
通算1オーバーで迎えた16番。まず1Wのティショットをフェアウェイ左サイドの大きな池に入れた。グリーンまで210ydのラフにドロップして、3Uの3打目がまた池。5打目も3Uでまた池。7打目も3Uでまた池…。9打目でクラブを3Wに替えたが、池…。3Wでの11打目がようやく池を越え、ラフから30ydのアプローチがピンを3.5mオーバー。結局「12オン2パット」だった。
岩井は「(池を)越える距離もちゃんと把握して打った。なんでか分からない。ラフのせいなのかな」と振り返る。3打目から2回池に入れた後、キャディと「池を極端に避けて刻もう」という話も出たが「私が『行く』って言いました」と振り返った。
1オーバー27位という予選通過圏内からスタートし、予選落ちだ。16番の「+10」以外は4バーディ、2ボギー1ダブルボギー。「82」は、アマチュア時代の2020年10月「富士通レディース」第2ラウンドの「84」に次ぐ大たたき、プロ転向後は自己ワーストで通算11オーバーとなった。「悔しいし、自分でもちょっとびっくり。情けない」と肩を落とした。
次週はメジャー「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」(9月7日~/長崎・パサージュ琴海アイランドGC)に出場する。「これだけ打ってしまったので、きょうのことは(忘れます)。運とかもあるし、ライが悪かったのもあるので、あまり考えすぎずに来週から優勝争いを目指して頑張りたい」と前を向いていた。(北海道美唄市/内山孝志朗)