国内女子ツアー

有村智恵が一時休養を表明 「妊活に専念」と説明

2022/11/24 19:25
休養を発表した有村智恵(写真は2022年「住友生命Vitalityレディス」)

日本女子ツアー通算14勝の有村智恵が24日、自身のSNSで来季の出場試合数を減らす考えを明らかにした。自身のインスタグラム、およびLINEライブで「理由は、妊活に専念するためです」と説明。同選手は昨年12月に入籍したことを発表していた。

前週の「大王製紙エリエールレディス」で予選落ちした35歳は、2022年シーズンのメルセデスランキングを60位で終えた。来季のシード確保となる50位に入れず、限定的な出場権獲得には29日からの最終予選会に挑戦する手があったが、「来週のファイナルQTは受けずに来年は少し試合をお休みしようかなと思っています」と表明した。

2018年「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース」を最後に優勝からは遠ざかり、今季は首や腰、足に痛みを抱えてプレーした。「結果としては満足いくことはなかったんですが、結果以上に準備ができないことの歯痒さ(はがゆさ)に苦しめられた一年だったなと思います」と振り返った。

今年7月には30代以上の女子プロを集めたツアー外競技を立ち上げるなど、女性アスリートの可能性を広げる活動にも積極的に取り組んでいる。「引退するわけではないので、逆に試合に出ない期間じゃないと出来ないゴルフとの向き合い方や学び方もしていきたいと思っていて、これからもゴルフに対する向上心を胸に自分なりに出来る事を探していきたいと思います!」とカムバックへの意欲も見せた。