4年越しのリベンジを果たしたN.キャンベル
2009/10/18 19:06
3年連続のプレーオフへともつれ込んだ、「富士通レディース」最終日。ニッキー・キャンベルが宮里藍をプレーオフ4ホール目で破り、およそ3年ぶりとなる通算2勝目を獲得した。2005年の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」でも宮里とのプレーオフを経験。この時は1ホール目で早々に敗れ去ったが、見事に4年越しのリベンジも果たした。
3ホール目までともにパーを分け合い、迎えたプレーオフ4ホール目。先にバーディトライを外した宮里に対し、「距離だけを合わせようと思っていた」という約10メートルのバーディパットを捻じ込み、グリーン上で喜びを爆発させた。
2005年のプレーオフでは「すごく緊張していた」と振り返るキャンベル。「今日はプレーオフの前も(宮里と)同じ組で回っていたし、彼女のことも良く知っていたので、あの時のような緊張はありませんでした」。加えて、「去年の始めにコーチを変えて、ここ4ヶ月くらいでだいぶパットが良くなってきた。2年取り組んできたことが、少しは出てきたと思う」と、技術的な成長も実感。そのパットの上達が、72ホール目のプレーオフ進出をかけた2.5メートルのパーパット、そしてウィニングパットへと繋がったのだろう。
この勝利により、賞金ランキングは10位に急浮上。「毎年トップ10には入りたいと思っていたけど今まで入ったことはないので、最後までトップ10にいられればいいですね」と、残り僅かに迫った今シーズンの目標を掲げていた。