国内女子ツアー

ルーキー安田祐香の目標 初優勝でシード獲得「地元で優勝したい」

2019/12/20 16:18
女子アマチュアを牽引した安田祐香はJGAから表彰された

日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームの慰労会が20日に都内で行われ、2019年のナショナルチームのメンバーとして安田祐香が出席した。

4月開催の「オーガスタ女子アマチュア」で3位、「アジアパシフィック女子アマチュア選手権」を優勝。夏場には海外メジャー「エビアン選手権」と「AIG全英女子オープン」に出場した安田は「メジャーに出場できたのは本当に宝物。誰よりもいい経験をしているのが自信になって、プロになって活きていくんじゃないかな」と躍動したシーズンを振り返った。

2019年のプロテスト(11月)に合格。2020年の出場権を争う国内女子ツアーのQT(最終予選会)を2位で終え、7月末「大東建託・いい部屋ネットレディス」終了後の第1回リランキングまでの出場権をつかんだ。

プロになったのは「目標のスタートラインに立った」とあくまで通過点にすぎない。将来的には世界を舞台に活躍する選手になる、というビジョンがある。「まずは日本で活躍して、ロレックスランキング(世界ランキング)をあげていきたい」。ルーキーイヤーとなる来季に向け「出場できる前半戦の中で優勝して、シードを獲得したい。できれば地元で優勝したい」と胸の内を明かし、6月開催「宮里藍サントリーレディス」(六甲国際GC/兵庫県)での初タイトルのイメージを描いた。

心配のひとつに今年苦しんだ腰痛がある。10月頃から「良くなってきた」というが、不安が消えたわけではない。「まずは体づくりを」とプロになってから初めてのオフシーズンを迎える。(編集部・石井操)

ヘッドコーチのガレス・ジョーンズ氏(左上段)と男女ナショナルチームメンバー