国内女子ツアー

鈴木愛「来年もライバルに」表彰式壇上で渋野日向子へメッセージ

2019/12/19 07:32
最優秀選手・渋野日向子と賞金女王・鈴木愛の2ショット

賞金女王としてLPGAアワードで表彰された鈴木愛は、同ランク2位でポイントレーストップの最優秀選手賞(メルセデス・ランキング1位)など最多4冠に輝いた渋野日向子へメッセージを求められ「来年もライバルになると思います。私もまた頑張ります」と力強く言った。

申ジエ(韓国)を交えシーズン最終戦まで激しい女王争いを演じた。前週末の男子ツアーやシニアツアーとの対抗戦「3ツアーズ」では、渋野とダブルス戦のチームを組み良好なコンビネーションを見せたが、世界ランキングは17位と渋野の5ランク下、日本勢3番手にいる。2020年6月30日の同ランクに基づく五輪ランクで決まる「東京オリンピック」日本代表の座を争う意味でもライバルになる可能性が高い。

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は年間ポイントレースの規定を改訂し、来季から賞金ランクと同等に50位以内の選手にシードを付与、海外メジャーをポイント対象試合に入れた。

国内の賞金ランクと同等以上にポイントレースに価値を見出したい協会側の意向がある。それでも鈴木は「私は賞金女王の方が名誉かなと思います」と持論を述べた。「副賞やベンツをもらえるのは良いし、両方獲れたら良いと思うけど、女王(のタイトル)は獲った方の歴代の名前が全員残っている。みなさんがそれだけ注目していると思う」とプライドをにじませた。(編集部・林洋平)