2019年 東建ホームメイトカップ

自作クラブで毎日素振り200回 72歳ジャンボ尾崎が「ラストイヤー」再表明

2019/02/23 19:55
トレーニングの成果はいかに?今季を「ラストイヤー」と位置付ける尾崎将司

ツアー通算94勝の尾崎将司が、72歳で迎える2019年シーズンに向けて「ラストイヤーと考えている」と明かした。昨秋にも今年を現役最後にする意向を示していたが、改めてその決意を言葉にした。

「(ラストイヤーとするには)ある程度の結果を出さないといけない」と、このオフは初めての試みをトレーニングに取り入れた。「人生で今までにないくらい素振りをしているんだ。いくらトレーニングをしても“振る筋力”をつけないといけないことを去年思い知ったから」。それぞれ重量が異なる20本ほどの素振り用クラブを自作し、「毎日200回くらい素振りをしている」という。

「ヘッドスピードを最低でも『3(m/s)』は上げることがテーマ。そうすれば20ydは前に行くようになる」と目標を立て、昨年11月ごろから続けている“ジャンボ流”トレーニング。「そんなものは感覚で分かる」と実際のヘッドスピードの数値は確認してはいないが、「効果は出ている?あるのは当然!」と変化に自信をにじませた。

今季の自身初戦は、例年通り4月の日本ツアー国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」を予定している。昨季は開幕までのオーバーワークの影響で背中の肉離れを発症した反省があるだけに、慎重にトレーニングを重ねて万全の状態で臨みたい考えだ。「もしかしたら、いい話題を提供できる可能性はあるよ」。ニヤリと笑い、プロ入り50年目のシーズンを見据えた。(千葉市/塚田達也)

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