2018年 パナソニックオープン

痛々しくても4位発進 久保谷健一と市原弘大

2018/04/19 20:05
ティを挿すのもひと苦労

◇国内男子&アジア共同主管◇パナソニックオープン選手権 初日(19日)◇茨木カンツリー倶楽部・西コース(大阪)◇7343yd(パー71)

ディフェンディングチャンピオンではあるものの、とても連覇などとは口にできない。前週途中に発症した腰痛でカップから球を拾うのもひと苦労。それでも、久保谷健一は初日に5アンダー4位と周囲もあ然の好発進を決めた。

同組で回った前週優勝の重永亜斗夢もあきれ顔だ。「痛いフリですよ…。全然飛んでいるし、なんなのって感じです」と、自身は1オーバーで意気消沈。もう一人のトッド・シノット(オーストラリア)も、久保谷のピッチマークを直すのを手伝ったりしながら8オーバーと出遅れた。

ゆっくりとバックスイングを上げ、インパクト以降に回っていくのは腕だけだ。「振れはしない。当てているだけ」というなんとも痛々しいスイングながら6バーディ1ボギー。「ノーイメージでなんとなく。気持ちだけは一番楽にできたと思う」と期待値ゼロも奏功した。

市原もスタート直前に背中を痛めて…

同じく5アンダーで初日を終えた市原弘大も、背中をさすりながら上がって来た。「今朝、ロッカーでクラブを入れている時にピキッてきて・・・。行けるかなっていう感じで、トレーナーの人にテーピングをしてもらって、痛み止めを飲んで出た」という状態。

「痛い方がスイングが良いんですかね。無理をしなかったのが逆に功をなしたのかなと思います」と笑う姿も、やっぱり少し痛々しかった。(大阪府茨木市/今岡涼太)

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