2016年 トップ杯東海C

ラガーマンに間違えられた!日本アマチャンピオン驚異の肉体

2016/09/30 17:59
この太ももを見よ…!アマチュアの亀代順哉は首位に5打差で決勝ラウンドへ

◇国内男子◇トップ杯東海クラシック 2日目(30日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7315yd(パー72)

アマチュア日本一の亀代順哉が6バーディ、1ボギーの「67」で回り、通算4アンダーの14位タイに順位を上げた。7月の「日本アマチュア選手権」を制した21歳。“規格外”の肉体で、着実にプロ転向への準備を進めている。

前週はメキシコにいた。日本代表のメンバーとして「世界アマチュアチーム選手権」に出場し、今週26日(月)に帰国。27日(火)は休養に充て、28日(水)の練習ラウンドは大雨で中止。ぶっつけ本番で臨んだ予選ラウンドだったが、我慢のプレーで上位に進出した。「きのうは(時差ボケで)前半はふわふわしていた。きょうはしっかりアドレスできました」。最終18番では、フェアウェイからタイミングが合わずミスショットとなったが、ピンそば2mに。この幸運を生かしてバーディとし、ガッツポーズで締めくくった。

プロツアーではこれまで4月の「東建ホームメイトカップ」を含む2試合で、並み居るプロを抑えてドライビングディスタンス部門で1位に輝いた。抜群の飛距離性能がウリだ。身長は167cmと小柄ながら、パンプアップされた体は85kg。太もも周りは70cmあり、フィットするズボンのサイズがなかなかない。2カ月ほど前、ゴルフ用パンツを注文しに訪れたショップで、店員に「ラグビー(ラガーマン)ですか?」と勘違いされた。

来季の日本ツアー出場権をかけた予選会を受験中で、先日2次を無事通過。ただし、次週は韓国で行われる「アジアパシフィックアマチュア選手権」に参戦する。優勝すれば4月の「マスターズ」出場が付与されるため、2010、11年の松山英樹以来の快挙となれば、プロ転向は来年春に見送るつもり。「初めてなので楽しみです。また海外の選手とプレーできる。優勝したい」と意気込む。

「世界アマ」で出会った日本代表のコーチ陣のアドバイスで、今大会は下半身の動きが少なくなるスイングづくりに取り組んでいる最中。「ぼくは不器用なんです」と謙そんするが、上位で決勝ラウンドを戦える力は備えている。(愛知県みよし市/桂川洋一)

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