2014年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント

目指すは優勝!孔明が宣言通り上位浮上

2014/11/28 17:27
悩みはパッティングのみ。賞金王獲得にむけ上位に浮上した小田孔明

初の賞金王獲得に向けてシーズン終盤を戦う小田孔明が「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」の2日目に、1イーグル、4バーディ、1ボギーの「67」でラウンドし、通算8アンダー3位タイに浮上した。

初日は3アンダー13位と、不本意なラウンドで「明日は7アンダーを目指して、2日間で2桁アンダーにしたい」と話していた。狙い通りの10アンダーには2打及ばないが、首位と2打差で上位争いに食い込んできた。

10番(パー5)で今年9つ目のイーグルをチップインで奪うと、最終18番(パー5)でも2オンに成功し、5mのイーグルチャンス。「あれは狙ってオーバーして3パットになるのが怖かったから、寄せに行った」。冷静な判断でバーディとし、首位の背中を視界に捉えた。

「ショットが良いので、パットさえ決まってくれたらもっと伸ばせる。大好きなコースなので、明日から1日5アンダーを目指したい」。自信に満ちた表情で語る小田は、今週優勝を果たすと、藤田寛之が単独2位に入らない限り、自身初の賞金王を獲得できる。

心配されたストレスからきた胃腸炎は回復し、昨夜は牛タンを平らげた。「体調も良くなったし、ゴルフの状態も問題ない。こうなったら明日からは優勝のことだけ考えてプレーする」。2008年、09年と大会連覇を果たした小田。3度目の大会制覇は、夢の実現にも大きく近づく。(高知県芸西村/本橋英治)

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