国内男子ツアー

「ザ・ロイヤルトロフィ」開催を延期

2014/11/26 17:40
石川遼が5年連続で出場した影響で、日本では知名度のある大会だが…(2013年大会で撮影)

日本ゴルフツアー機構(以下、JGTO)は26日、12月19日(金)から中国・広東省のドラゴンレイクゴルフクラブで開催予定だったアジア選抜VS.欧州選抜の団体戦「ザ・ロイヤルトロフィ」について、「諸般の事情 」により延期になったと発表した。

同大会はセベ・バレステロスらの肝煎りにより2006年に第1回大会がタイで開催され、その後ブルネイ→中国と開催地を移しながらほぼ毎年開催(08年はタイの王族逝去により中止)されてきた。JGTOは石川遼の5年連続出場に尽力するなど積極的に大会に関与。昨年の第7回大会を終え、過去の戦績は欧州の5勝2敗だった。

同様の団体対抗戦は、米ツアーの選手を中心とした枠組みで、米国選抜と欧州選抜の対抗戦「ライダーカップ」、米国選抜と世界選抜の対抗戦「プレジデンツカップ」がそれぞれ隔年で毎年開催され、人気大会になっている。今季14年シーズンにはアジアンツアーと欧州ツアーの共催大会として、ザ・ロイヤルトロフィと同じアジア選抜VS.欧州選抜の団体戦「ユーラシアカップ」(マレーシア)が開催された。

初めて開催されたユーラシアカップの期間中には、ザ・ロイヤルトロフィ側の関係者が、通信社の取材に「侵略行為だ」などと語り、コンセプトの重なる新規大会開催を非難する騒動も起きていた。JGTOは「来年度の開催に関しましては、今後調整して参ります」としている。