小田孔明はメジャー勝利で誕生日祝いを目論む
2014/06/07 19:17
先月の「関西オープン」で優勝した好調の小田孔明が、今週の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」でもメジャー初勝利を狙い、通算7アンダーの2位タイまで浮上し、最終日を迎えることになった。
9位から出た小田は、1番パー5で2オンに成功し2パットでバーディ。3番パー3はピンの右奥15メートルから下りで大きく左に曲がるラインを読み切って出だしから快調に順位を上げた。とくに17番、18番の2連続を含む上がり4ホールでの3バーディは、首位に1打差まで迫り、優勝争いの心理戦という意味でも大きなチャージとなった。
「昨日はパットだけよかったけど、今日はショットも良かったですね。昨日、体が硬くなっていて、夜と今朝90分ずつトレーナーさんにきつめにストレッチをしてもらって体が回るようになりました」。
体が回れば口も回る。好調の小田は「メジャーだし、この試合を目標にやってきたので勝ちたいです。同郷の先輩(手嶋多一)には申し訳ないですが(笑)。関西オープンの気楽な気持ちとは違って、明日は本気でいきます」と続ける。
小田は今大会の開催コース、ゴールデンバレーGCで 2008年に行われた「南都オープン」に優勝した経験を持つ。さらに今季1勝目も「関西オープン」も同じ兵庫県。「良いイメージがありますし、兵庫は相性がいいですからね」と、無理やりでもなんでも追い風に乗るつもりだ。
この日のスタートアナウンスでは「本日が誕生日の…」と紹介され、「あれはだいぶ力みが取れたというかほぐれました」と、早速36歳初優勝に手の届く位置につけてきた。「明日、勝って祝いたいと思います」。初のメジャー制覇でいっそうの自信をアラフォー祝いに掴みたい。(兵庫県西脇市/本橋英治)