2014年 関西オープンゴルフ選手権競技

思い出の大会 ルーキーの星は輝くか

2014/05/21 16:48
同期の木下稜介をはじめ今週は“大院大”であふれる会場。出世頭としてどんなプレーを?

国内男子ツアー「関西オープンゴルフ選手権競技」は22日(木)から4日間、兵庫県の六甲カントリー倶楽部で開催される。ルーキーの大堀裕次郎にとってはアマチュア時代の昨年、首位で予選ラウンドを通過し、周囲の注目を引き込んだ記憶の残る大会。プロ1年目の今年は、浮上のきっかけを掴みたいシーズン序盤の大事な一戦となる。

最終日が水入りとなり、9位からの逆転のチャンスを奪われてしまった昨年大会。「日本アマチュア選手権」制覇直後に一気にスターダムに上ることを阻まれてしまったが、その大堀にとっては、先につながる収穫もあった。同大会の3日目に池田勇太と同組でプレーしたことで仲が深まり、それ以降ツアー参戦の度に合同の練習ラウンドをお願い。この日もバンカーショットを中心に選手会長からアドバイスをたっぷりもらい、最終調整を終えた。

プロ転向後、国内開幕戦の「東建ホームメイトカップ」こそ決勝ラウンドに首位で進み、話題を呼んだものの、その後2試合はいずれも予選落ち。オーバーパーのラウンドが4つ続いている。オープンウィークの間にアイアンを「思い切って変えた」とダンロップスポーツの未発売プロトタイプに変更。ウエッジも新調し、試行錯誤が続いている。

シード権を持たないため、次週「~全英への道~ミズノオープン」に推薦出場した後のスケジュールが埋まっていない。心境は必死そのものだ。今大会には母校・大阪学院大の卒業生、在校生が選手はもちろんキャディも含めると、およそ15人がコース内に。クールな口調に「後輩には負けたくない」の言葉には熱がこもった。(兵庫県西宮市/桂川洋一)

2014年 関西オープンゴルフ選手権競技