松山英樹6位に食い込むも笑顔ナシ
2013/11/24 17:39
宮崎県で開催された国内男子「ダンロップフェニックストーナメント」に、ダンロップスポーツ社契約のホストプロとして初めて出場した松山英樹は、通算3アンダーの6位タイで大会を終えた。総勢22選手の同社契約プロ(ボール契約含む)の中では、キム・ヒョンソン(韓国)、片山晋呉、G.フェルナンデスカスタノに次ぐ4番目の成績が初仕事の成果だった。
2アンダー9位タイからスタートした松山は、首位を走るルーク・ドナルド(イングランド)に追いつくためには8アンダー以上が必要と目論み、序盤からバーディラッシュを狙ったが、この日のバーディは5番での下り4メートルと、最終18番パー5でイーグルパットを逃した40センチのバーディ2つのみ。
5番のバーディ直後、6番パー3ではピンの右奥8メートルからのバーディパットを1メートルショートし、パーパットも外す3パットでのボギーをたたき、自ら良い流れを止めてしまった。流れに乗るために重要な3~4メートルのチャンスもことごとくモノにできず、パッティングで苦戦を強いられた1週間だった。
「入らないのでイライラもしましたが、ショットもピンについていないので、こんなもんじゃないですかね」と、表情は浮かない。今週に入って、賞金王を強く意識し始め、「早く決めたい」とも話していたが、2位につけるキム・ヒョンソン(韓国)と5631万円あった差は、この大会を終えて4294万円まで縮まった。
「みんな調子がいいので、しっかりとやらなきゃ逆転される可能性もありますし、まずは自分の調子を整えて、残り2試合のうち1つは勝てるように頑張ります」と、次戦に気持ちを切り替えた。(宮崎県宮崎市/本橋英治)