最終組のS.J.パクは2位タイ「僕の番じゃなかった」
2013/06/02 19:33
茨城県の大洗ゴルフ倶楽部で開催された国内男子ツアー「ダイヤモンドカップゴルフ」最終日。松山英樹が「71」とスコアを伸ばし、通算9アンダーとして今季2勝目を飾った。その21歳に最後まで食い下がったのは、同じ最終組でラウンドした韓国出身のS.J.パク。日本ツアー初勝利には惜しくも届かなかった。
17番でティショットを右に曲げボギーとした松山。同ホールをパーとしたパクは、1打差に迫って最終ホールを迎えた。しかしグリーン右端に切られたピンに対し、勝負をかけた右ラフからの第2打はグリーンにわずかに届かず、手前のラフへ。続く打ち上げのアプローチをグリーンに乗せきれずに万事休すとなった。
「プレーがうまくかみ合わない中でチャンスもあった。慎重に攻めたけれど、それを活かせなかったのが残念」。ニュージーランドでゴルフを始めた26歳は、英会話も堪能。2010年の賞金王キム・キョンテとは同学年だ。
2010年からの日本ツアー本格参戦後、今年が初のシード選手としてのプレー。「勝つ時は勝つ、負ける時は負ける。ただ今週は僕の番じゃなかっただけ。結果はどうあれ、学ぶことができるのがゴルフの面白さ。学べたことを次につなげたい」と気丈に語っていた。(茨城県大洗町/桂川洋一)