2013年 タイランドオープン

トーナメント初解説!佐藤信人の目/タイランドオープン2日目

2013/03/15 21:17

タイのタナシティゴルフ アンド スポーツクラブで開催中の「タイランドオープン」2日目。4月の国内ツアー開幕に先駆け、日本男子ツアーとワンアジアツアーの共同主管で行われているアジアシリーズ初戦は、この日も激しいバーディ合戦を展開。今大会を4日間独占生中継するゴルフネットワークで初解説を務めている男子プロ、佐藤信人が2日目のラウンドを総括した。

佐藤信人

矢野東選手が7バーディをマークして暫定ながら2位タイにつけました(通算12アンダー)。このオフに良い練習ができて、調子が良いというのも納得できます。ショットはピンに絡み、加えて今日はノーボギー。終盤はしぶといパットも決めていました。良い雰囲気で決勝ラウンドを迎えられそうです。

去年は練習場ですごく悩んでいるシーンが目立っていたと、彼の周囲のプロは言います。ストイックなタイプですから、自分の理想のスイングを目指して、考え込み、何度も動きをいじっていたそうです。しかし今年は「原点に戻る、ただ単純にボールをカップに入れる」という子供の頃、やっていたゴルフがテーマ。何も考えずにプレーするというのは本当に難しいんですが、自分なりに少ないチェックポイントを考え、集中力を保っているように見えます。

日本勢では他に上平栄道選手が9アンダーの17位タイ。体の小さなアスリートが、トッププレーヤーとなるためには、やはり相当なメンタルの強さが必要です。もともと、同じプロの選手が彼にパターのアドバイスを求めに行くくらい、グリーン上でのプレーは素晴らしいものがありました。飛距離だけがウィークポイントでしたが、それも契約(本間ゴルフ)を新しくしてから、解消され始めているようです。去年ブレークして、今年も自信を持ってプレーできるはず。いまのところ、初優勝に最も近い未勝利選手と言えるでしょう。

さて、トップに争いにはパドレイグ・ハリントン(アイルランド)、クリス・ウッド(イングランド)といった強豪がやはり加わってきました(通算11アンダー5位タイ)。2人はこのフィールドの中では少し“格”が違うところを見せつけています。特に連覇を狙うウッドは、世界ランキング50位以内を確保したいという明確な目標があり(現在64位)、モチベーションも高まるばかりです。

今日は中断があり、流れを切られてしまった選手たちも多くいました。3日目は雨の影響でグリーンは止まるようになるでしょうが、この流れをどう引き戻せるか。天気が崩れなければ、基本的にはまたスコアの伸ばし合いが展開されるでしょう。頭の中を整理して、スムーズに“再開”できるかどうかがポイントとなるかもしれません」。

【テレビ放送予定】
タイランドオープン3日目の模様は、CS放送ゴルフネットワークで、13:30-18:30で独占生中継。

2013年 タイランドオープン