【藤田寛之専属キャディ・梅原敦の日本OPレポート2012＜3＞】
2012/10/11 22:03
予想通りの“壮絶なる闘い”が幕を開けました。
始まるまでは自分なりに、予選のカットラインや優勝スコアなんかを考えていたけど、もはや、そんな事はどうでもいいですね。目の前のホールをどうやって切り抜けるか。今はもう、それだけに尽きます。
初日の今日は、藤田さんは3オーバーの9位タイでフィニッシュしました。前半はパープレーで折り返したんですが、後半に入り横風の強いホールでスコアを落としてしまいました。縦幅がそんなに広くないグリーンが多いので、強い横風の中でのボールコントロールが難し過ぎますね。
明確な目標スコアなんかは全く無かったけど、今日の条件や、藤田さんの内容などを考えると、素晴らしいスコアじゃないでしょうか。しかし、これだけ風が吹くと、フェアウェイキープには運も必要になってきます。わざとティフトン芝を避けるなんて事は絶対に出来ない。
週末には台風も接近するという事なので、今日のスコアを維持するのは、ほぼ・・・と言うか、不可能でしょうね。ここから先は、どれだけ“ゆっくりと”オーバーパーの数字を上げていけるかの勝負です。
苦しくて、過酷な残り54ホール。バーディなんていらない。ピン位置に最大限の注意を払いながら、パーを積み重ねていきます。