国内男子ツアー

藤田7アンダー2位タイに「意外に伸びましたね」

2012/09/20 18:22
リカバリーショットも冴えた藤田寛之がノーボギーで7アンダー2位タイにつけた

先週の「ANAオープン」で今季3勝目を果たした藤田寛之が「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン」の初日、2週連続優勝に向けて首位と2打差の7アンダー2位タイと好スタートを切った。

前日の練習ラウンドでは「久しぶりにコースのセッティングが厳しいと思うので、ビッグスコアは出にくい」と話していた藤田が、7バーディ、ノーボギーとスコアを伸ばしてきた。「フェアウェイも要所で絞っているし、易しいコースではないと思うんですけど。グリーンが軟らかいのでピンをデッドに狙えるから、みんなスコアが伸びているんだと思います。意外ですよね、自分も含めてこんなに伸びるなんて」と首をひねる。

2週連続優勝にむけて藤田は「まだ早いですね、3日目が終わってこういう状況なら狙って見たいと思いますが。ただ、好調な選手が上位にいるのは納得します。自分もこの中に加わっているので本当に調子が良いんだということを確認出来ます」と客観的に自分の評価する。

「今日のようにグリーンが柔らかい状態が続けばスコアは伸びるでしょうけど、ピン位置が厳しくなったり、シビアにはなってくると思います。今日はアプローチや短い距離のショットが上手くいきましたので、ミスがミスにならなかったというか、ボギーにせずにラウンドすることが出来ました」。

この日の藤田は、軟らかいグリーン対策として、ショートアイアンではバックスピンのかかりすぎを警戒して番手を1つ上げて軽めに打って距離感を調整していた。「自分の中では、アイアンを軽めに打って距離感が合う時は調子が良い印なんです」と、再び調子の良さをアピール。好調を実感する藤田が2日目にも首位を捕らえることになるか。(兵庫県三木市/本橋英治)