2012年 ANAオープンゴルフトーナメント

アマチュアの伊藤誠道はチップインバーディ締め

2012/09/14 19:12
中盤までは出入りのある展開も、終盤に見せ場を作った17歳の伊藤誠道。

北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースで開催中の国内男子ツアー「ANAオープンゴルフトーナメント」2日目。昨年大会で最終日最終組を回り、優勝争いを演じたアマチュアの伊藤誠道が通算6アンダーの11位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

風が強くなった午後にプレーした伊藤も、並み居るプロゴルファー同様に苦しんだ。4アンダーの7位タイから出ると、12番までに3バーディ、3ボギーとスコアを伸ばせない展開。しかし最高の見せ場は終盤にあった。

輪厚の名物ホール17番。左ドッグレッグのパー5で、伊藤自身初めて2オンを狙うと、5番ウッドでグリーン手前まで運んでバーディを奪取。さらに最終18番では9番アイアンでの第2打がフライヤーしてグリーンの左奥のラフへ打ち込むが、ここからチップインバーディ。「(ウェッジを)思い切り開いて、“だるま落とし”になってダブルボギーでもいいと思っていた。『入れる』という気持ちだった」と、アグレッシブな姿勢が実を結んだ。

スタート前の目標は「昨日のトップ(7アンダー)に追いつこう」。あと1ストロークが足りなかったが、「(開幕前は)一日3つ(アンダー)ずつと思っていたので、ノルマはクリアです」と納得の笑顔を見せた。昨年はこの第2ラウンド終了時にトップに立ったが、今年は首位に4打差からアマチュア優勝の快挙を狙う。(北海道北広島市/桂川洋一)

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