国内男子ツアー

注目のタッド・フジカワ、ほろ苦い日本デビュー

2007/04/27 09:00
初日、青木功と宮里優作と同組のT.フジカワ。小柄さが際立って見える

26日(木)に開催した「中日クラウンズ」。その目玉の1つとして、主催者推薦枠により出場したタッド・フジカワ。多くの注目を浴びる中スタートしたフジカワだったが、日本ツアーのデビュー初日はほろ苦いものとなった。

ラウンド後「風がここまで強いとは・・・この2日間の練習ラウンドでは経験できませんでした」と感想を漏らしたフジカワは、前半を2ボギー、1ダブルボギーとスコアを4つ落として折り返すと、バックナインもボギーが先行する苦しい展開が続く。風の強さは出身地のハワイと同じくらいと話すが、「ここの風はグルグルといつも方向が変わって、どこに打ったらいいか迷ってしまった」という。結局、1バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの「76」、6オーバーの73位タイでホールアウトした。

読みにくい風に惑わされ、豪快なスイングも影を潜めた

決勝ラウンドに進出するために、明日は予選通過ラインの60位タイを見据えながらのラウンドとなる。「結果は期待していたものと違いましたが、ベストは尽くしました。明日もベストを尽くして、良い結果を残したいと思います」と、予選突破に向けて巻き返しを誓った。この日は、予選通過に望みをつなぐ最終18番のチップインパーでようやく派手なガッツポーズが飛び出したが、明日はもっと多くの笑顔とパフォーマンスを見てみたいものだ。