井上信、大会連覇で復調のきっかけを掴めるか
2009/10/07 16:45
国内男子ツアー「キヤノンオープン」開幕を翌日に控え、プロアマ戦に出場したディフェンディングチャンピオンの井上信が意気込みを語った。
先週を終えた時点で、賞金ランク73位とシード権も危うい位置。最高位は17位タイと、本調子からは程遠い状態が続いている。「今年は成績が良くないし、この試合から頑張っていければと思います」と、自身も復調へのきっかけを掴む大会にしたいと話す。
気がかりは、7月末から続く左手の親指つけ根の痛みだ。8月は2試合を欠場し、一ヶ月間を療養に当てたものの、「一回ボールを打ったら、元に戻ってしまう」と、完治できないまま現在に至る。特にダウンスイング時に痛みが走り、飛距離も出ないなど、厳しい中でのプレーが続くが、「出るからには全力でやりたい。何とか頑張りたいですね」と、痛みを気力でカバーする心構えだ。
それでも、「グリーンの相性は良いと思う。ティショットも打ちやすいので、しっかりパーオンさせてグリーン勝負にもっていければチャンスはあると思う」と、コースとの相性の良さを改めて実感。大会連覇へのプランは、具体的にイメージできている。明日は台風の影響による荒天が予想されており、手負いの井上にとってはより厳しいコンディションとなるが、天候が回復する週末まで何とか耐え抜きたいところだろう。