国内男子ツアー

松山英樹 新設規定の「JGTO特別表彰」を受賞

2021/11/30 16:23
グリーンジャケットでバンザイで応える松山英樹(Jared C. Tilton/Getty Images)

日本ゴルフツアー機構(JGTO)は30日、今年4月の海外メジャー「マスターズ」を日本人として初めて制した松山英樹を「JGTO特別表彰」に選出したと発表した。選出にあたっては、JGTO及びジャパンゴルフツアー選手会のそれぞれの理事会において、全会一致で決定された。

特別表彰はトーナメント規程に新設した規定で、海外メジャー大会での優勝など、日本のゴルフ界に多大な貢献をしたツアーメンバー(過去にツアーメンバーだった者も含む)を表彰する制度。松山は適用者第1号となり、ツアーメンバー登録が完了した時点から、10年間の出場資格を得ることができる(ツアーメンバーの場合は適用年度から10年間)。「ゴルフファンのみならず、多くの日本国民に大きな夢と感動を与えた」ことが選出の理由。

松山はリリースを通じ、「今回、JGTO特別表彰をいただけることになり、大変光栄に思っています。何よりもうれしかったことは、この特別表彰の規定の新設や適用について、ジャパンゴルフツアー選手会の皆さんが話をしてくれて決定していただいたということです」とコメント。

その上で、「現在、私はPGAツアーを主戦場として戦っていますが、自分の母国である日本にはたくさんの仲間がいて、そのたくさんの仲間たちが私のためにいろいろなことを考えてくれて、そしてこのような素晴らしい表彰制度が出来たことを本当にうれしく思います」と喜んだ。

JGTOの青木功会長は「JGTOも、そして選手会のみんなも、この表彰制度には大賛成で、その適用者の第1号が松山選手ということで、うれしい限りです。松山選手の、世界レベルでの益々の活躍を期待しています」とコメントした。

12月6日の「2020-21ジャパンゴルフツアー表彰式」で表彰セレモニーが行われ、松山には表彰状と記念品が贈呈される。