プロ転向「早くて来年7月」 中島啓太は史上初“アマ2勝”にも意欲
2021/09/29 17:27
◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 事前(29日)◇三好CC西コース (愛知)◇7300yd(パー71)
前週「パナソニックオープン」で史上5人目のアマチュア優勝を遂げた中島啓太(日体大3年)が早ければ来年7月にもプロ転向する意思を示した。
「マスターズ」切符につながる大目標の11月「アジアパシフィックアマチュア選手権」(ドバイクリークゴルフ&ヨットクラブ/UAE)が控え、当面アマチュアのまま戦うプランは変わらない。
世界ナンバーワンアマチュア選手の称号「マーク・マコーマックメダル」受賞により、アマとして来年の「全米オープン」と「全英オープン」の出場権も得ている。「一番早くて来年7月『全英』が終わってから(のタイミングでプロ転向)も考えていますけど、大学の名前を借りて試合に出ていますし、その試合が全部終わってからとなれば、11月と考えています」と時期に言及した。「(大学は)卒業したい」とも話し、いずれにしても大学生プロとして戦う見込みだ。
この日の練習ラウンド前半は石川遼、金谷拓実とアマチュア優勝を成し遂げた3人でコースをチェックした。「(優勝した)実感が全然なくて、その中で金谷さんと遼さんと練習ラウンドできたのが楽しかった」。初々しい笑顔を見せつつ、前人未到の“アマチュアで2勝”への意欲ものぞかせる。
「先週の優勝すら実感がないですし、意識はしないですけど、誰も成し遂げていないということに魅力は感じます。チャンスがあれば挑戦したい」。落ち着いた口ぶりは変わらない。注目度が跳ね上がる中でも、21歳は地に足をつけて戦う。(愛知県みよし市/亀山泰宏)