2013年 全米オープン

塚田好宣は予選落ちへ「おれの目標は…」

2013/06/15 12:20
予選落ちが決定的となった塚田。初の全米オープンは貴重なお土産をくれた

ペンシルベニア州のメリオンGCで開催されている今季の海外メジャー第2戦「全米オープン」2日目。大会初出場となった塚田好宣は、36ホールを終えて通算18オーバーと崩れ、暫定146位タイで予選落ちが決定的となった。

初日は7ホールを終えて2オーバー。しかし終わってみれば「78-80」の大叩き。フェアウェイキープは2日間を通じてパー3を除く28ホールのうち、19ホール(68%)とまずまずの数字を残したが、その後のプレーに苦しみ、初挑戦の全米オープンは悔しい結果に終始した。「ずるずると行ってしまった。(上位と)スコアが離れると難しい。いっぱい叩きました」

今大会はニューメキシコ州の陸軍士官学校など学生時代に腕を磨いた時以来の、アメリカでのプレーだった。結果は惨敗。しかし、アジアと日本をまたにかける渡り鳥は、新しい行き先、戦いの場を見つけられたことが嬉しそうだった。「ヨーロッパには前から行ってみたかった。やっぱりアメリカにも来たい。下のツアーでもQTからチャレンジしてみようかな…と、ちょっと思う」「日本でシードができたから、いろんなところにまだ行ってみたい」と顔を上げる。

「おれは実力が無いから」。今年4月の国内開幕戦で、悲願のツアー初勝利を挙げた。もちろん、既にベテランの域だ。だからこそ、輝かしい実績や潜在能力があるにもかかわらず、腰の重たい若手選手のことを考えると、歯がゆい思いもする。「失敗したっていい。それは恥ずかしいことじゃないんだ」。

1969年生まれは藤田寛之丸山茂樹らと同い年。8月には44歳になる。だがゴルフへの意欲はちっとも衰えない。「今日一緒に回った選手のキャディなんか、30何年やっている。50歳でも、60歳を越えても、キャディバッグ担いで走ってる。歩くだけ(選手としてプレーする)なら、絶対にやれる」「やっていれば、いつかね。(シニアメジャーで勝った)井戸木(鴻樹)さんのようなこともある」

「おれの目標は、同い年代で一番長くツアーにいること」。プロスポーツマンは実績だけが魅力ではない。強くなるため、誰かに何かを伝えるため、全身全霊をかけてチャレンジを続ける姿も、多くの心を掴むはずだ。(ペンシルベニア州アードモア/桂川洋一)

■ 桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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