2010年 大王製紙エリエールレディスオープン

福嶋、何ともあっぱれな姉御肌

2010/11/19 18:36
川原由維の首位発進の陰には、福嶋晃子の姉御っぷりがあった!?

「大王製紙エリエールレディスオープン」初日に単独首位に立ったのは、前週の「伊藤園レディス」で予選落ちを喫していた川原由維。その裏には、ちょっと良いエピソードが隠されていた。

「このところショットが良くて、先週は特に良かった」と振り返る川原。なのに結果がついてこなかったショックもあったのだろうか、予選落ち後は「ずっと引きこもっていました」という。その引きこもり先は、なぜか福嶋晃子の自宅。福嶋自身はオフを取っていたため不在だったが、「アッコさんの家で3泊。自由にいさせてもらいました」と笑顔で話す。

ちょっと不可思議な状況だが、一方の福嶋は「由維ちゃんが、私が家にいない間に居たみたいですね」とサラリ。聞けば家のカギを渡してあるらしく、川原に対して「東京でホテルをとるなら、ウチを使いなよ」と促したという。何とも、あっぱれな姉御肌。

この気分転換が奏功したのか、今週の練習ラウンドで福嶋と回った時には「楽しくて気持ちはルンルンでした」と、すっかり元気を取り戻した様子。以前から「一緒に回るのが楽しみ」と話していたという2人。福嶋も2位タイで終え、明日の2日目は念願叶って最終組を共にすることになった。会話を楽しみ、プレーを楽しみながらラウンドする2人の姿が目に浮かぶようだ。(編集部:塚田達也)

■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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