単独4位の一ノ瀬優希「早く優勝したいんです!」
2010/07/10 18:25
国内女子ツアー「明治チョコレートカップ」の2日目は、最終組の3人がスコアを伸ばせず中盤は大混戦となった。通算8アンダーの不動裕理が単独首位となったが、地元熊本の先輩である不動も一目置いているという一ノ瀬優希も、2打差の通算6アンダー単独4位で追いかけている。
その一ノ瀬は「同期の服部真夕や若林舞衣子が優勝をしているのに、自分が追いついていないのが悔しい。チャンスが来たらいつでも優勝したいと思っています」と、優勝に対する思いを打ち明ける。
この日はショットの調子が良く、ピンに絡んだホールはことごとくバーディを奪った。「朝の練習から調子が良かったので、今日は60台を目標にプレーしていました。そういう点では68を出せたので満足です」と自分のプレーを評価する。
ラウンド中の一ノ瀬は、2m程度のパーパットを何度も沈め、その度にガッツポーズを見せた。「バーディの後に難しいパーパットが残ってしまって、そこで落としたくなかったので、ナイスパーと自分に言い聞かせる意味でもガッツポーズを出していましたね」と、気合いの入ったプレーを続けた。
「自分は勢いに乗ればもっと良いゴルフが出来るので、明日は100%以上のゴルフをしたいです。でも、スタートホールから気合い全開にはならないようにします。気合いが空回りしないように、取れるところでバーディを獲って最終組にプレッシャーを与えたいです」。熊本の大先輩・不動にプレシャーをかけ、逆転優勝を目指す一ノ瀬。不動の1組前でラウンドすることが、結果的に奏功するかもしれない。(編集部:本橋英治)