3年連続初日首位!谷原秀人「30代も頑張ります」
2012/11/15 18:03
毎年海外から招待選手を迎えて行われる「ダンロップフェニックストーナメント」。第39回の初日に首位に立ったのはルーク・ドナルド(イングランド)、ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)、そして日本の谷原秀人の3人だ。
7番パー5から9番まで3連続バーディを奪うなど6アンダーをマークし「去年もここで良かったと思う」と、曖昧な記憶たどりながら話し出す谷原。実は、昨年も、一昨年も初日に5アンダーをマークして首位スタート。これで3年連続ということになる。
それを聞いた谷原は「半端ねぇ。すごいね、でも、それからが続かないから全然覚えていない。去年も初日首位だった気がするぐらい」と過去2年のことを知り驚いた。
最近の男子ツアーでは40代のベテラン選手が活躍を続けているが、33歳の谷原は藤田寛之などに「下がもっと上がって来ないと」と言われたり、ジャンボ尾崎からは人づてに「30代がしっかりしなきゃだめ」などという言葉が入って来るという。
「期待されているのは嬉しいし、頑張る気持ちなのですが、今ひとつ成績に出なくて・・・。ショットが不調でもないし、トップ10ぐらいには入っているのに、優勝争いができていなくて」と肩を落とす。
しかし、今季の谷原は優勝こそないが、シーズン開幕当初に5試合連続でトップ10入りを果たすなど、賞金ランキングでは未勝利ながら12位につけ、日本人選手の30代では上平栄道に次いで2番目となっている。明日の大会2日目、16日に34歳の誕生日を迎える谷原が、30代の意地を見せるか。「今年は頑張ります」という言葉に期待したい。(宮崎県宮崎市/本橋英治)