2020年 WGCメキシコ選手権

メキシコでの勝負へ向け自信をのぞかせるスコット

2020/02/20 08:00
年末年始を挟んで2連勝のアダム・スコットは自信たっぷりにメキシコへ※撮影は2019年「日本オープン」

2019年を勝利で締め括り、2020年を勝利でスタートさせたアダム・スコットは、今週の「WGCメキシコ選手権」へ向け、大きく弾みをつけることに成功した。

39歳のスコットはクリスマスの3日前に、地元豪州で開催された「オーストラリアPGA選手権」を2打差で制覇し、ヨーロピアンツアー11勝目を挙げた。

長期間にわたる休暇を取った2013年の「マスターズ」王者は、今年初出場となった先週の米PGAツアー「ジェネシス招待」にて、最終日にフロントナインの2ホールで3打スコアを落としながらもバウンスバックを果たし、この日「70」をマークして後続に2打差をつけ、再び勝者の輪へと戻った。

先週の勝利により自信の度合いを大きく深めたと述べたスコットは、ディフェンディングチャンピオンのダスティン・ジョンソンや世界ナンバーワンのロリー・マキロイなど、スター揃いの72人のフィールドがチャプルテペクGCに集結する今週の大会へ向け、準備を進めている。

「とても満足している」と、公式世界ゴルフランキングで7位にランクアップしたスコットは述べた。「どんな時であれ、勝利は自信につながると思う」。

「僕は昨年末、12月の『オーストラリアPGA選手権』で勝ってそれを感じた。そして、面白いことに、今日練習レンジで多少ボールを打ったのだけど、今日の方が日曜にリビエラの練習レンジでボールを打ったときより、更に自信を深めることができたんだ」。

「勝利により、自分がすべきことに対する自己信頼が少し多く得られるようになるし、今日のボールの打ち方にしても、クラブを振るべくボールの前に立ったときに大きな自信と自己信頼を感じることができたんだ」。

「面白いもので、これには計り知れないところがあって、勝利によりもたらされるものを(勝たずに)得たふりをすることはできないんだ」。

「時として可能なこともあるけれど、とにかく(この勝利は)僕にとって大きな意味があるんだ。確かに僕は常に大会で勝つことを自分のキャリアにおける成功の基としてきたんだ。

「僕のゲームは明らかに良い状態にある。今週、ここでは標高に対してどう対処するのかというのが皆にとっての試練となるし、大部分はどれくらいボールが飛ぶかが問題になり、それを一番上手く把握できた選手が勝つんだ」。

「2日間の練習とゴルフコースでの練習ラウンドだけで完璧に調整するのはとても難しいんだよ」。

「例えば、パンチショットを打つのだってトリッキーだし、今週は幾つかの摩訶不思議なボールを受け入れなければならいと思っている」。

「とは言え、先週感じたのと同じように、全体的には、良い要素が十分あれば、自分のゲームは持ちこたえられると思っている」。

マーカス・キンハルトは初めてのWGCに気持ちを高ぶらせる※撮影は2018年「HNAフランスオープン」(Tony Marshall/Getty Images)

スウェーデンのマーカス・キンハルトは、今週初めて世界ゴルフ選手権でプレーをする。

2019年「ベットフレッド英国マスターズ」王者は、世界最高峰のゴルファーたちと勝負できる機会を享受している。

「今週はとても楽しい1週間になると思う。もちろん、僕は出場権を得た時から、この大会を楽しみにしていた」とキンハルト。

「僕にとって初のWGCだから、これだけの選手のなかでプレーするのは素晴らしいことだし、自分のレベルがどこにあって、自分がどう競えるかを見られるのは良いことだと思う」。

「僕は通常よりも早く日曜にここへ来たので、日曜は歩き回ってこの場所について少し知ることができた」。

「23歳でここに来られたことに満足しているし、それは素敵なことだけど、長期的にはもっと高いところに目標を置いているし、僕は次のレベルに到達し、毎日進歩しようと努力しているんだ」。

「でも、これまでの進み具合には満足しているし、これから先に何があるのかを楽しみにしている」。

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