2017年 アイルランドオープン

母国アイルランドでの活躍を誓うハリントン&ローリー

2017/03/17 11:43
手術明けのハリントン。母国アイルランドのファンの前で活躍を見せられるか(撮影は2016年「ISPSハンダグローバルカップ」最終日)

7月6日から9日にかけてポートスチュワートGCで開催される「ドバイデューティーフリー アイルランドオープンbyロリーファウンデーション」は、ディフェンディングチャンピオンのロリー・マキロイに加え、同大会で優勝経験のあるパドレイグ・ハリントンシェーン・ローリーが出場を決めたことにより、地元アイルランド勢による制覇の期待が高まっている。

ここ2週間は、ハリントンとローリーの2人にとって、異なる理由で素晴らしいものだったようだ。

ハリントンは昨日、ポートスチュワートで開催される大会、そして2008年にクラレットジャグの防衛に成功したロイヤルバークデールでの「全英オープン」など、胸躍る夏場のスケジュールで成功を収めるチャンスを最大限に拡大すべく、問題となっていた首の手術に踏み切った。

一方、ローリーは、夫人のウェンディさんが長女のアイリスちゃんを出産し、初めて子の親となる喜びに浸った。

両選手は、ゴルフコース外での大きな進展が、ロレックスシリーズ第3戦の「アイルランドオープン」が大きな跳躍台となることを願っている。

大会は既に日曜の18番ホールのスタンド席が売り切れとなったことを受け、先週、新たに300席が追加販売されたほか、4日間の通し券や各日の入場券は現在も販売されている。

この10年は、ディフェンディングチャンピオンのマキロイ、そしてローリー(2009年)やハリントン(2007年)らが地元で優勝を遂げたことで、1927年に始まった大会の長い歴史のなかで、アイルランドにとって実り多き期間となっている。

2009年にアマチュアとして「アイルランドオープン」のトロフィーを掲げ、華々しいキャリアのスタートを切ったローリーと、メジャー3勝のうちの2勝を「全英オープン」で達成したハリントン。ともにリンクスコースで大きな成功を収めている彼らは、北アイルランド沿岸を訪れることを心待ちにしている。

「『アイルランドオープン』は、毎年、僕が真っ先にスケジュールに入れる大会の1つだし、7月に伝統的なリンクスコースであるポートスチュワートを訪れることを本当に楽しみにしているよ」とメジャー3勝のハリントン。

「首の神経の手術を受けるようアドバイスを以前から受けていた。手術をしたことで、8~10週間ほど大会から離れることになるけれど、夏場の忙しい時期には戻って来られる。もちろんその時期の焦点は『アイルランドオープン』と『全英オープン』ということになるね。『アイルランドオープン』の優勝は、メジャー制覇と並んで、自分のキャリアで最も素晴らしい瞬間としてこれからも記憶し続けるし、今年からロレックスシリーズの一部となったので、素晴らしい大会になるはずさ」。

一方、ローリーは、「『アイルランドオープン』は、いつだってギャラリーの集う特別な大会だから、7月のポートスチュワートでの1週間が素晴らしいものとなるのは分かっているよ。バルトレイで勝ったこともあり、僕はリンクスコースで開催される『アイルランドオープン』でプレーするのが好きなんだ」と語った。「大会は『全英』の2週前と、絶好の日程で開催されるし、ロレックスシリーズの一環でもある。間違いなくワールドクラスのフィールドになるね」。

「アイリスの誕生で僕の人生は明らかに大きく変わったし、コース外で彼女のもたらした幸福が、より良いゴルフをプレーし、これから数カ月間続く大会でいい成績を収める上での助けとなればいいね。というのも、これからは楽しみにしている大好きな大会が控えているからね」。

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