ストーンが南アフリカで単独首位に浮上
「アルフレッド・ダンヒル選手権」は2日目を終え、第2ラウンドを見事なイーグルで締めくくった地元期待のブランドン・ストーンが1打差の単独首位で大会を折り返す展開となった。
23歳のストーンは、1打差でクラブハウスリーダーのシャール・シュワルツェルを追う展開で18番のティに立つも、パー5の2打目をピン手前3mにつけ、イーグルパットを決めて「66」でホールアウトし、通算11アンダーとした。
通算10アンダーの2位タイにはディフェンディングチャンピオンのシュワルツェルとイングランドのクリス・ハンソンがつけており、更に1打差でキース・ホーンとジョージ・クッツェーが続いている。
木曜を「67」でラウンドし、首位と1打差で2日目をスタートしたストーンは、出だし2ホールで連続バーディを奪う絶好のスタートを切った。
2016年の「BMW南アフリカオープン」王者のストーンは、4番でこの日初ボギーを叩くも、6番でバーディを奪って盛り返した。
その後、背中の負傷のための治療を受けたストーンは、10番でグリーンエッジからの3.6mをねじ込むと、12番でもバーディを奪ってスコアを伸ばした。
ストーンは13番でこの日2つ目のボギーを叩くも、パー5の15番でバーディを奪って通算9アンダーに戻した。
そして、最終ホールでイーグルを奪い、ストーンは瞬く間にリーダーボードトップに躍り出た。
「今朝起きると、背中に少し痛みを感じたんだ。そして、練習レンジでも良い感じではなかった」とストーン。
「1日を通してどんどん悪化して行き、8番で右サイドの深いラフから脱出するショットを打ったときに、ひねってしまったんだ」。
「9番では僕のトレーナーと腕の良い療法士が来てくれた。何ホールか、背中の問題は解消し、それでバックナインをやり抜くことができたんだ」。
「バックナインでも少し痛みを感じながらスイングしていたけれど、すごく良いショットを打つこともできたね。何度かチャンスを逃したけれど、すばらしいパットもいくつか決めたので、もう少し良かったかもしれないし、悪かったかもしれないけれど、『66』には大満足だよ」。
ストーンはこの週末、大会4勝のシュワルツェルとの一騎打ちを楽しみにしている。
「彼(シュワルツェル)はこの場所が好きなようだから、明日は共に良いスコアを出して、お互い、週末はすばらしい勝負をすることができれば良いね」とストーン。
10番からスタートした初日首位タイにシュワルツェルは、12番と13番で連続バーディを奪って単独首位に躍り出た。
パー5の18番でバーディを奪ってフロントナインを終えた32歳のシュワルツェルは、後半出だしの1番でもバーディを奪った。
その後、シュワルツェルは4番でモンスター級のロングパットを沈めてバーディを奪い、通算11アンダーとすると、続く5番でも6mのバーディを決めてスコアを伸ばした。
しかし、シュワルツェルは7番で今大会初のボギー以上となるダブルボギーを叩くと、上がり2ホールをパーとして、通算10アンダーでこの日のプレーを終えた。
「全体的には良いプレーだったと思う」とシュワルツェル。「それなりにチャンスを作ることはできたし、幾つかボーナスパットを決めることもできた」。
「ストロークの感触が良いので、とても楽にプレーできるね」。
ハンソンは2番、3番、6番、そして9番でバーディを奪い、前半を「31」とした。
後半に入り、ハンソンは10番、11番、そして14番でバーディを奪うと、15番でこの日初めてボギーを叩いた。
しかし、31歳のハンソンは18番でバーディを奪ってバウンスバックし、シュワルツェルに並ぶ2位タイに浮上した。