2016年 深センインターナショナル

バッバと仲間たちが中国でモンキービジネス

2016/04/20 08:17
深センの大会に2年連続出場するバッバ・ワトソン ※撮影は2016年「ノーザントラストオープン」

おたわむれキャラで知られるバッバ・ワトソンのコース外でのモンキービジネス(道化やいたずらの意)は有名だが、このたび「マスターズ」2勝のワトソンは「深センインターナショナル」の開幕を前に、ヨーロピアンツアーのスター選手3人と地元中国のヒーローである李昊桐(リー・ハオトン)を加え、字義通りの経験をした。

ワトソンはディフェンディングチャンピオンのキラデク・アフィバーンラト、メジャー王者のY.E.ヤン、ヨーロピアンツアー3勝のトービヨン・オルセン、そして李とともに、今季ヨーロピアンツアー最初の中国開催大会のオープニングセレモニーに登場した。

2016年の干支は申ということで、猿のお面に色彩を施した選手たちは、大会マスコットの"フイフイ"のベースにもなった、中国の古典「西遊記」の主人公・孫悟空を基にした"モンキーキング"の伝統的なパフォーマンスに参加。モンキーキングによる手ほどきのもと、各選手たちは見よう見まねでポーズを取り、開場へ詰めかけたゲストやメディアを沸かせた。

「中国の文化について多くを学んだよ」とワトソン。「深センは成長しているし、世界は注目しているね。ここは来て遊ぶには楽しい場所だし、正しい方向に成長していると思う」。

「勝つことを目標にこの場所へ帰ってきたんだ。出場する大会は全て勝ちたいと思っているし、中国でまた勝つことができれば特にすばらしいね」。

ヨーロピアンツアー3勝のオルセンは、「楽しかったね、ここの猿のことについては何も知らなかったけれど、楽しかったし、良いショーだったよ」と述べた。

「これがヨーロピアンツアーでプレーすることの美点だね。僕らは世界中を旅して、本当に多くの異文化と触れ合うことができるんだ。特にここは、ヨーロッパとは全然違うからね。とても良い経験だと思うよ」。

昨年、李をプレーオフで下してこの大会を制覇したアフィバーンラトは、「僕にとって深センは特別な場所なんです。ここはツアーで訪れるなかでも最もエキサイティングな場所の一つですし、昨年の優勝により、ここへはいつもすばらしい思い出とともに訪れることができます」と述べた。

「『深センインターナショナル』は選手の間で大好評ですし、今年のフィールドが手強い理由はそこにあります」。

2016年 深センインターナショナル