2015年 BMWマスターズ

母国中国での戦いに臨む李昊桐と呉阿順

2015/11/11 07:45
母国での勝利を目指す呉阿順(※画像は「HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF」最終日)

「WGC HSBCチャンピオンズ」で目覚ましい活躍を見せた中国の新星・李昊桐(リー・ハオトン)は、勢いそのままに自身のホームクラブであるレイクマラーレンGCで開催される今週の「BMWマスターズ」に臨むことになる。

前週の7位タイという成績は、中国人選手による世界ゴルフ選手権での最高成績。今季の「深センインターナショナル」で、プレーオフの末にキラデク・アフィバーンラトに敗れている李は、今週上海で出色のパフォーマンスを披露してギャラリーを魅了する決意を固めた。

コースのほど近くで育ったとあって、李はコースを熟知しており、賞金総額700万米ドルのヨーロピアンツアー“ファイナルシリーズ”第3戦に臨むにあたり、その地の利を活かしたいと考えている。

「前週のパフォーマンスで大いに自信がつきました。実は、それまで上手く行かずに少し苦しんでいたのですが、爆発するが如しでした。あれは自分のキャリアで一番のパフォーマンスでしたし、これからさらに良い選手となる上でのターニングポイントになればと思います」と李。

「僕のホームコースであるレイクマラーレンGCでの大会に出場できることに喜びを感じています。声援を送ってくれる全てのファンのためにも、良いプレーができればと思っています。ここにいられて本当にハッピーですし、これからの数日間、楽しみながらみなさんの親切とおもてなしに報いたいと思います」。

李と同様、呉阿順もコースと深い関わりをもっている。また、BMWのアンバサダーを務めていることもあり、30歳の彼は今季4月に優勝した「ボルボ中国オープン」に続き、「BMWマスターズ」のタイトルも獲得したいと熱望している。

予選の2日間をマルティン・カイマーヘンリック・ステンソンと同組でプレーすることになった呉は、「もちろん、ずいぶん前からこの大会を楽しみにしていました。BMWとレイクマラーレンGCがスポンサーについていますので、もし、ここでシーズン序盤の成功を再現することができれば、より良いシーズンの締めくくりになりますね」と述べた。

「自分のナショナルオープンでの優勝は、私の人生において多くを意味しました。あそこで勝てて最高でしたし、あの勝利の意義は多大なものでした。また中国のゴルフ界にとっても物凄く大きな一歩となりました」。

「ヨーロピアンツアーでは2年間プレーしています。ジャスティン(ローズ)やヘンリック(ステンソン)と競い合えるのはすばらしいことですし、最高の喜びでもあります。こうした大きな大会で全力を尽くすことができれば、と思っています」。

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