2015年 メイバンク・マレーシアオープン

ハードワークが実を結んだマクドウェル

2015/02/06 07:43
大会連覇を狙うL.ウェストウッドと並び、首位を分け合ったG.マクドウェル(アジアンツアー提供)

「メイバンクマレーシアオープン」初日を終えて首位に立ったグレーム・マクドウェルは、冬場に積んだトレーニングが成果を挙げたと確信している。

クアラルンプールG&CCでの初日を「66」の6アンダーでラウンドした北アイルランド出身のマクドウェルは、ディフェンディングチャンピオンのリー・ウェストウッドと並んでリーダーボードのトップに立った。

かつての「全米オープン」王者であるマクドウェルは、彼にとって2015年初戦となった先週の、ドバイでの9位タイに続く好発進に喜びを見せた。

「この新年の幕開けにはまずまずハッピーだね」と35歳になった「ライダーカップ」のスター選手であるマクドウェル。「冬場はフィジカル面やスイングを向上させるべく、コース外でのトレーニングに勤しんだのだけれど、それがカチッとはまってきたようだね」

「まだ始まったばかりだけれど、リラックスできているし、良い姿勢で臨めていると思う。この調子を1年続けることができれば、何か良いことが起こるはずさ」

風の吹くコンディションのなか、「ライダーカップ」でマクドウェルのチームメイトだったウェストウッドは、昨年7打差の勝利を飾った地で、前半を「32」でラウンドした。

41歳のウェストウッドは後半に入り、ロングホールの3番でもバーディを奪うも、6番では1.5mのパーパットを外し、この日唯一のボギーを叩いた。

先週の日曜はマクドウェル同様、9位タイに入った選手の1人で、7番で2m弱のバーディパットを決めて盛り返しを見せると、9番でも6mのパットを沈めてバーディを奪った。

「パットがとても良かったし、しっかりラインに乗せて打つことができたね」とウェストウッド。「ラウンドの中盤では、芝目に騙されて2度ほどショートしたけれど、全体的には満足だ。今日はこのコースとしてはこれまでで一番タフだったと思うよ」

この日はマクドウェルもインスタートとなり、10番、15番、そして17番でバーディを奪って前半を折り返すと、後半は出だしから2連続バーディを奪う展開となった。

グリーン手前からのパーセーブに失敗した6番では、ウェストウッド同様にボギーを叩いたマクドウェルだったが、続く7番では2.5mのバーディパットを決め、最終ホールでも2メートル弱のバーディパットを沈めた。

ちなみに、マクドウェルは素晴らしいティショットを放った8番では1.5mのバーディパットを決め損ねており、これを沈めていれば単独首位で2日目を迎えられるところだった。

「とても満足している」とマクドウェル。「今日はショットが良かった。ドライバーが良かったし、多くのバーディチャンスを生み出すことができたからね」

「このスタートにはおおむね、とてもハッピーだね。出だしからこのコースを楽しむことができたし、今朝は、良い若手選手たちとのプレーを楽しむことができたよ。とてもソリッドなスタートをきれた」

「このコースを上手くやりくりする上で、何をすべきかピンポイントで指摘するのは難しい。というのも、全てをしっかりやる必要があるからね。良いドライバーを打たなくてはならないし、アイアンも良くなければならないし、グリーン回りのチッピングやパットもタフだからね」

「本当にオールラウンドの資質が求められるゴルフコースで、これまでここで勝ってきたリー・ウェストウッドトンチャイ・ジェイディー、そしてPGAツアーのライアン・ムーアといった選手たちは皆、素晴らしいオールラウンドプレーヤーだよ」。

8番で長いバーディパットを沈め、初日を「67」でラウンドしたイングランドのトミー・フリートウッド、そして地元の人気選手、ダニー・チアは首位から1打差の3位タイで2日目を迎える。

2014年の「ライダーカップ」で欧州代表のキャプテンを務めたポール・マギンリーは、2015年の初戦となったこの大会初日を「69」の3アンダーでラウンドする気骨あるプレーを見せ、グレンイーグルスではそのマッギンリーの持ち駒として活躍したスティーブン・ギャラハーも通算3アンダーで並んでいる。

2015年 メイバンク・マレーシアオープン