更なる進歩を見据えるステンソン
ヘンリック・ステンソンはアブダビで見せた2日目の進歩が、「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」での実り多き1週間へ向けた良い準備となることを望んでいる。
この大会では2006年に優勝したほか、2位に3回入っているスウェーデンのステンソンは、先週、「レース・トゥ・ドバイ」の“デザート・スイング”初戦では予選落ちを喫したが、初日に「76」を叩きながらも2日目を「68」でラウンドし、この進歩が良い前兆となることを確信している。
「少なくとも初日より2日目の方が良かっただろう」とジョーク混じりに語ったかつての欧州ナンバーワンのステンソン。
「勿論、今週は先週よりもパフォーマンスを進歩させたいと思っている」
「まだ年が明けたばかりで、全ては途上にあるのだけど、先週はやるべきことが半分しかできなかった気がするね」
「予報は知らないけれど、通常、ここはそこまで風が吹かないからね。それがこのコースの良い部分であり、その方が良いプレーができるからね」
「気分は上々だよ。確かに前の方が今よりも良いプレーをしていたけれど、これよりも悪いプレーをしていたことも何回かあるのも確実なところだからね」
ステンソンが中東で挙げた4勝は、アーニー・エルスと並んでこの地域でのヨーロピアンツアーの勝利数としては最多となるが、この2人はディフェンディングチャンピオンのセルヒオ・ガルシアと初日を同組でプレーすることが決まっている。
「ここはこれまで僕にとって好機の多い場所となってきた。コースの然るべき攻略法が分かっているのだと思う。それに、風の強いコンディションでも良いスコアを出してきたからね」
「そういう意味では準備は整っている。勿論、あとは僕が今週どれだけ良いプレーができるかということになってくるのだけど。大会前日に最後の練習と最終調整を行い、あとは仕上げを御覧じろ、という感じだ」
「強者揃いのペアリングになったね。アーニーとは2週連続でのプレーとなるし、セルヒオが戻ってくるから、楽しいラウンドになるだろう。良い組だし、とても楽しみにしているよ」
「これは僕にとって良いシーズンのスタートの切り方だし、シーズン序盤の何週間かはプレーをエンジョイするんだ」