600試合出場の快挙達成に歓喜のモンゴメリー
「トルコ航空オープン」を前に、コリン・モンゴメリーは自身の名が冠されたコースで欧州ツアー通算600回目の出場を達成することについて「信じられないほどすごい」と表現した。
8度欧州ナンバーワンに輝いた実績を持つモンゴメリーは、アンタルヤのモンゴメリエマックスロイヤルでティアップすることにより、史上7人目の快挙を達成することになる。
「信じられないくらいにすばらしい。本当に夢でないのか、私のことをつねってほしいくらいだ」とスコットランド出身のモンゴメリー。1986年にアマチュアとしてデビュー、これまで31勝を誇り、通算2454万7785ユーロ (約35億2600万円)の賞金を獲得している。
「600大会出場を達成した豪華な面々に加わるのはうれしく、真の栄誉だ。これを達成できた人間は、それだけの長期間にわたり、色々な意味で幸運にも健康を保てたわけだ。だけれど、20年連続で30大会に出場してきたと考えると、それは多大であり、長い道のりだったと分かる」。
今夏にはシニアのメジャーで2勝を挙げたモンゴメリーは、華麗なキャリアの中でのハイライトを問われると、1998年から2000年にかけてのウェントワースでの3連覇を挙げた。
「特にどれか一つの優勝というのではない。私にとってはウェントワースでの『PGA選手権』3連覇が思い出深い」
「私以外、誰も達成していない。あれこそが私の選手としてのキャリアのハイライトだ。ウェントワースでの3連覇がね」
今週の大会は「レース・トゥ・ドバイ」のファイナルシリーズに組み込まれており、モンゴメリーは世界最高の選手たちと競い合うことになる。
しかし、今大会で自身の考える史上最高の敵手と一戦交えるわけではない。史上最高の敵手とは、欧州ツアー通算42勝を誇るベルンハルト・ランガーだ。
「ベルンハルト・ランガーは決して自分から崩れない手強い相手だった」とモンゴメリー。「ベルンハルト・ランガーを負かすには自ら勝ちにいかなければならなかった。彼の方から何かを与えてくれることは全くなかったね」
「欧州ツアーでプレーするほとんど全ての選手は、向こうから何かを与えてくれる。こちらが欲しているタイミングでボギーやダブルボギーを叩いてくれるんだ。しかし、ランガーや(サー・ニック)ファルド、特にランガーはそうしたところがなかった。彼らからこちらに利を与えてくれることはない。だからこちらから倒しにいかなければいけなかった。彼らは最もタフな対戦相手であり、打ち勝たなければいけない対戦相手だった」
「彼らに勝ったときは常に、そうしたことは欧州で時折あったわけだが、とにかく私にとっては本当に彼らに打ち勝つことができたのだと言える、とても重要な勝利だった。というのも、私は彼らが100パーセント全力を出し尽くしたということを知っているのだからね」