2014年 アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン

ジミー・ウォーカーの「スコットランドオープン」初出場が決定

2014/03/24 06:05

今季一躍ひのき舞台に立った新星ジミー・ウォーカーは、「アバディーンアセットマネジメント・スコットランドオープン」への初出場を果たすことにより、米国の同胞であるフィル・ミケルソンの足跡を辿りたいと願っている。

今季は既に3勝と瞠目のパフォーマンスを見せている35歳のウォーカーは、目下米国PGAツアーの賞金ランキングでトップに立っており、7月10日から13日にかけてロイヤルアバディーンゴルフクラブで開催されるこの権威ある大会でデビューを果たすことが決まっている。

キャッスルスチュアートゴルフリンクスで開催された昨年の「アバディーンアセットマネジメント・スコットランドオープン」では、ミケルソンがプレーオフの末にブランデン・グレースを退けて優勝を飾り、翌週のミュアフィールドで開催された「全英オープン」も制覇し、見事な2週連続優勝を達成した。なお、ウォーカーはその「全英オープン」では1打及ばず予選落ちを喫している。

ミケルソンの偉業を再現するのは難しいに違いないが、絶好調のウォーカーは、2013-14シーズンの初戦にあたる昨年10月の「フライスドットコムオープン」での優勝を皮切りに、1月にハワイで開催された「ソニーオープン」、そして先月の「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」で優勝を飾っており、現在「ライダーカップ」米国代表チーム選考ポイントで首位を行くこのテキサス人がその偉業を再現したとしても驚きにはあたらないかもしれない。

「『アバディーンアセットマネジメント・スコットランドオープン』でのデビューを飾り、ロイヤルアバディーンの素晴らしいリンクスコースに挑戦するのを楽しみにしている」と語る世界26位のウォーカーは、フェデックスカップのポイントランキングでも2位以下を引き離して首位に立っている。

「米国のPGAツアーではリンクスコースでプレーする機会はほとんどないから、『スコットランドオープン』への出場は素晴らしい機会になるし、この新しい挑戦に喜びを感じている。毎年有力選手が集まる大会だし、世界のベストプレーヤーとも言える多くの選手たちが顔を揃えるわけだから、その場で自分の腕試しをするのが待ち切れないね」。

プロデビューから昨季まで、米国のPGAツアーには187大会に出場し、その9年間で1勝も挙げられなかったウォーカーだが、2014年シーズンは8大会に出場し、うち3勝を挙げる傑出した成績を残しており、公式世界ゴルフランキングも瞬く間に駆け上がった。

初勝利は2014年のPGAツアー初戦となる「フライスドットコムオープン」でやって来た。週末の二日間を「62」と「66」でラウンドしたウォーカーは、ビジェイ・シンに2打差をつけ、カリフォルニアの地でトロフィーを掲げたのである。

その後、ウォーカーは3ヶ月足らずで2勝目を挙げた。ハワイでの「ソニーオープン」で、最終日を見事な「63」でラウンドしたウォーカーは、終盤6ホールで4バーディを奪う猛チャージをやってのけ、1打差での優勝を遂げたのである。そして、その4週間後の「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」では、6打差の首位で臨んだ最終日の最終ホールにて1.5メートルのパーパットを沈め、辛くも1打差での勝利を果たした。

2014年 アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン