2013年 KLMオープン

ヨーロッパ帰還の喜びに打ち震えるコルサーツ

2013/09/12 14:34
ベルギー出身のコルサート・・・近隣オランダでの戦いには気合が入る。

今週オランダで開催されるKLMオープンに向け準備を整えるニコラス・コルサートは、再びこのヨーロッパの地で戦えることを楽しみにしているようだ。

今季のスケジュールを米国とヨーロッパとに分けたライダーカップのスター選手でもあるベルギー出身の彼は、アメリカでの好成績を経て、今はこの地元ヨーロッパでの戦いにやる気を漲らせている。「アメリカでトーナメントを戦っていたから、ここヨーロッパではあまり今季は出場していないんだ。だからとてもヨーロッパでのプレーを心待ちにしていたし、良く知っているコースで今季の終盤戦を戦えることをとても楽しみにしているよ」。

「この大会は恐らく僕の地元に最も近い場所。だからいつもこの大会は僕にとって特別なんだ。ここでは、この何年かでたくさんの人々と知り合うことができた。そしてこの大会をみんながサポートしてくれることはとても素晴らしいことだね」。

ヨーロッパツアーで最初の2勝を挙げ、その後はメダイナでのライダーカップデビューを果たすなど、多忙な数シーズンを送ったコルサーツだったが、ここ最近は休養を取った。そして今季は5度のトップ10フィニッシュを果たしている30歳は、休養から復帰し、ここでのシーズン初勝利を目論んでいる。

「この18カ月間たくさんプレーしてきたから、この数週間はオフを取ったよ」とコルサートは加えた。「去年はライダーカップチーム入りを目指して多くの大会に出場したので身体的に負担をかけてしまったんだ。恐らく僕は昨年30試合以上に出場したと思う。そして今年はアメリカとヨーロッパを行き来しているから同じくらい忙しいスケジュールなんだ」「だから少し休息が必要だったし、まだ5日前からボールを打ち始めたところなんだ。最初は何だか妙な感覚だったよ。前に自らこんなに長くオフを取ったのはいつだったか覚えていないくらいだ。でもこの休息は必要なものだったね。おかげで今とても良い気分」。

また、今季の好調を優勝に繋げようと切望しているミゲル・アンヘル・ヒメネスも、この大会で今季1勝目を狙う選手の一人だ。ヒメネスは直近の5戦では、先週のスイスでトップ5フィニッシュ、全英では13位、WGCブリヂストン招待は4位、そして全米プロでは29位に入り、ウェールズでの予選落ちが唯一の振るわなかった成績となっている。

そしてヨーロッパツアー最年長優勝記録を持つ彼は、今週自身の記録の塗り替えを狙っている。「この数試合、とても良い感じでボールが打てているよ。そしてそれが今週も続くことを願っている」とヒメネス。「このコースはとても興味深い。ここは初めてプレーするんだけど、とても美しいコースだし、トーナメントのセッティングでプレーするのを楽しみにしているよ」

「今日まで見る限りでは、このコースはボールをいかに良いポジションに落とすかが重要になりそうだ。フェアウェイでもそうだが、特にグリーンでは落としどころがポイントとなる。グリーン上のいくつかの箇所はとても傾斜がある。だからロングパットを残すとトラブルに見舞われそうだね」「僕はまだ十分戦える状態だよ。僕はとても自分のゴルフを楽しんでいるし、とても良い気分でプレーできているよ。人生を謳歌している。だから良い結果が出せるように願っているよ」。

2013年 KLMオープン