ドライバーの修正を目論むハリントン
3度のメジャー大会優勝経験者であるパドレイグ・ハリントン(アイルランド)は、「カーブボール」を克服し、7年ぶりの出場となるこの「メイバンク・マレーシアオープン」を楽しみたいところだ。
先週の大会で彼はドライバーを壊してしまったが、代わりの新しいドライバーに少々手こずっている。彼はあと3週間と迫った「マスターズ」までにこの新しいドライバーを使いこなすことができるだろうか。
41歳のハリントンはこの素晴らしいクアラルンプール・ゴルフ&カントリー・クラブで、この問題を乗り越えることを何よりも切望している。彼は言う。「前に使っていたドライバーにとても慣れていたから、このように新しいドライバーを使う時はいつも少し不安になるね」。
「僕はこれまでとても自信を持っていたけど、このように新しいクラブを使うとなると、それをものにするまでに少し時間がかかる。そしてこの新クラブがどんな風になるか全くわからないんだ」。
「先週の日曜日にこの新しいドライバーを使い始めた。ドライビングレンジ(練習場)ではうまく打てたんだけど、実際のコースではそうはいかなかった。ドライビングレンジではうまく打てても、実際にコースに出るとそのテンポやスピードの違いから、レンジのようには打てないことがしばしば起こるんだ」。
「練習段階ではカーブボールが出ているんだけど、この大会では良いドライバーを打って自信を持って次の試合に臨みたい。次の試合でもドライバーに不安を持っていたくないし、マスターズには万全な状態で臨みたいんだ」。
ドライバーのことはさておき、ハリントンはここ数年で大きな発展を見せているクアラルンプールの大会に戻ることにとても喜んでいる。
「クアラルンプールは疑いの余地なく、世界でも最高の都市のひとつだと言えるよ。とても良い雰囲気だし、ゴルフコースもとても素晴らしい。コースは改善されてとてもエキサイティングなレイアウトになっている。池がたくさんあるから、良いティショットを打たなければならない。そしてたとえ危険が多いコースであっても、アグレッシブにバーディを狙って行かなくてはならないんだ」。
「メイバンクはとても素晴らしくこのイベントを作り上げていると思う。だから僕はそこに戻れることをとても嬉しく思っているんだ」。
「彼らはとてもうまく大物選手たちを魅了していると思う。この素晴らしいコースでプレーをすること自体がこの大会を大きくてエキサイティングなトーナメントにしているんだ」。
「このトーナメントは会場に足を運ぶギャラリーにとっても、テレビで観戦するファンにとっても素晴らしい大会だよ。これは本当にスポンサーであるメイバンクの尽力のお蔭だと思う。彼らの惜しみない協力や目に見えない努力は本当に素晴らしい」。
「メイバンクは賞金総額を増額したけど、それも全体の中ではほんの一部のことなんだ。それ以外に彼らは驚くほどの努力でこの大会を世界のトップクラスに引き上げたんだ」。
世界ランキング3位のルーク・ドナルド(イングランド)、2011年の「マスターズ」王者であるチャール・シュワルツェル(南アフリカ)、この大会の2011年の覇者マッテオ・マナッセロ(イタリア)、そして先週の「アバンサマスターズ」で優勝を飾ったトーマス・エイケン(南アフリカ)も賞金総額275万ドルのこの大会に参戦する。