2021年 アイルランドオープン

「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」で知っておくべき5つのこと

2021/07/01 16:45
2019年「全英オープン」を制したシェーン・ローリー。2009年にはアマチュア優勝を飾った大会に臨む

ヨーロピアンツアーは今年の「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」で、1995年以来26年ぶりにマウントジュリエットエステートを再訪する。今大会で知っておくべき5つの事柄は次の通り。

マウントジュリエットへの帰還

「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」がマウントジュリエットで開催されるのは、サム・トーランスが大会を制覇した1995年以来のこととなる。

マウントジュリエットで同大会が開催されるのは、今回が4回目となり、同コースで開催された1993年大会はサー・ニック・ファルドが、1994年大会はベルンハルト・ランガーが優勝している。

ジャック・ニクラス設計のチャンピオンシップコースは、今年開場30周年の節目を迎えるため、この上ないタイミングでの大会開催となる。

A drone tour of @GolfMountJuliet 🎥#DDFIrishOpen pic.twitter.com/zVIw2xqaFc

— DP World Tour (@DPWorldTour) 2021年6月29日

メジャー王者優勝の歴史

2009年に「アイルランドオープン」を制覇したシェーン・ローリーは、同大会でヨーロピアンツアー史上3人目のアマチュア優勝を成し遂げており、2019年に「全英オープン」を制覇したことで、ローリーはこの大会でトロフィーを掲げたメジャー王者たちの仲間入りを果たした。

1975年に第1回大会が開催されたこの大会の歴代王者には、彼以外にベン・クレンショー、ヒューバート・グリーン、セベ・バレステロスイアン・ウーズナムホセ・マリア・オラサバル、サー・ニック・ファルドセルヒオ・ガルシアマイケル・キャンベルパドレイグ・ハリントン。そしてロリー・マキロイといったメジャー王者たちが含まれる。

これら歴代王者のなかで、ローリー、マキロイ、そしてハリントンの3人は今週のフィールドに名を連ねており、他にはいずれもメジャー王者であり、最近「ライダーカップ」欧州代表の副キャプテンに任命されたグレーム・マクドウェルマルティン・カイマーも今大会に出場する。

キャトリンの防衛戦

昨季、ジョン・キャトリンはこの大会の日曜の上がり4ホールで3バーディを奪って「64」をマークし、アーロン・ライに2打差をつける逆転勝利でこの大会を制覇して、わずか1カ月足らずの間にヨーロピアンツアー2勝目を挙げた。

今年の「オーストリアオープン」を制覇している彼は、このところ3試合連続で予選落ちを喫しており、今週は昨年優勝した際の調子を取り戻すべく、タイトル防衛に臨むことになる。

米国出身のキャトリンは木曜の午後、ロリー・マキロイ、そしてトミー・フリートウッドと同組で第1ラウンドをスタートする。

ロリーの復帰

ロリー・マキロイは2018年以来となる、待望の「アイルランドオープン」復帰を果たす。

メジャー4勝のマキロイは、この大会で2015年から2018年にかけて4年連続で大会ホストを務めており、2016年には3打差で大会制覇を遂げている。

マキロイは今季、ワールドワイドで1勝し、さらに最近の「全米オープン」で7位タイに入るなど、トップ10入りを5回記録しており、好調の波を持続させたままマウントジュリエットへと乗り込む。

Homecoming! 🦁☘️#DDFIrishOpen pic.twitter.com/agAgpqC1Y1

— Horizon Irish Open (@IrishOpen_) 2021年6月28日

「全英オープン」出場権を巡るレース

今季メジャー最終戦が間近に迫るなか、「全英オープン」出場権をかけたレースはヒートアップしている。

最終予選は6月29日の火曜にゴールを迎えたが、今週のマウントジュリエットでは、3人の選手にロイヤルセントジョージズで開催される今年の「全英オープン」行きのチケットを手にするチャンスがある。

今年の「全英オープン」出場基準には、2021年「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」で予選を通過した上位3名でまだ出場権を有していない選手に「全英オープン」出場権が付与されるという項目がある。

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