ヨーロピアンツアーデスティネーションコース紹介: エミレーツGC
エミレーツGCは、ワールドクラスのゴルフコースで構成されるヨーロピアンツアーデスティネーションのひとつである。
同コースは世界有数のゴルフコースで、ヨーロピアンツアーにおいて長きにわたって中東で開催されてきた「オメガドバイデザートクラシック」の舞台である。
パー3のアカデミーコースであるファルドコースと、トーナメントを開催するフラッグシップコースであるマジリスコースの2コースで構成され、これまで「オメガドバイデザートクラシック」は31回中29大会が同コースで開催されている。
1988年開場のマジリスコースは全長7301yd、パー72のコースで、中東初の芝のコースとしてカール・リッテンにより設計された。コースの名称は、“出会いの場所”を意味するアラビア語に由来する。
「ここは中東で最も象徴的なコースです」とゴルフ管理部長のマシュー・ペリーは述べた。
ワールドクラスのゴルフ施設に加え、エミレーツGCにはローズリーフカフェやフランス地中海料理の名店であるカリーヌといった6種類のダイニングオプションが揃っているほか、ゲストがゴルフコース外でもくつろげるよう、テニス、パドルテニス、スカッシュ、フィットネスクラスといったスポーツアクティビティに加え、豪華スパも併設されている。
「オメガドバイデザートクラシック」開催コース
これまで「ドバイデザートクラシック」が29回開催されているエミレーツGCのマジリスコースは、タイガー・ウッズ、アーニー・エルス、ロリー・マキロイ、そしてスティーブン・ギャラハーといったエリートクラスの王者たちが複数回トロフィーを掲げた、この地域を代表する戦いの舞台となってきた。
とはいえ、このコースでの最も思い出深い場面はコリン・モンゴメリーのものであり、彼が優勝を遂げた1996年大会において、直ドラでグリーンオンした18番の2打目地点には記念碑が埋め込まれている。
かつての大会王者であるヘンリック・ステンソンは、彼がこのコースを好む重要なポイントとして、毎回同じプレーになることがないことを挙げている。
「僕がこのゴルフコースを特に気に入っている主な理由のひとつは、いつ来ても同じプレーにならないところだね」とステンソンは昨年このコースを評価した。「2つの9ホールは、その循環の仕方により、風向きが若干変わってくるし、ホールによっては、昨日は短かったのに今日は長くなっているみたいなこともあるし、その逆もあるんだ」
「パー5のホールでは、常に新しいルートを発見できるし、2日連続で同じプレーをするということはないんだ。ゆえに、このコースをプレーしていて退屈になることはないし、毎日同じようにプレーしていると感じることもないんだ」
ヨーロピアンツアーデスティネーションとは?
ヨーロピアンツアーデスティネーションとは、欧州、中東、アジア、そしてアフリカにあるワールドクラスのゴルフコースで構成される成長著しいネットワークである。各コースはヨーロピアンツアーと緊密な関係にあり、各地域を代表する格式高いゴルフ及びライフスタイルのリゾート施設となっている。