米国シニアツアー

日本開催の米シニアツアーで競演へ ワトソンが尾崎将司にラブコール

2018/10/09 17:44
会見に出席したトム・ワトソン(写真中央)。2年ぶりの米シニアツアー日本開催を歓迎した

2019年度の米シニアツアー(チャンピオンズツアー)で2年ぶりに日本開催されることになった一戦、「マスターカード日本選手権」(6月7日開幕)を前に、主催のマスターカード社でゴルフアンバサダーを務めるトム・ワトソンが来日。開催コースの成田ゴルフ倶楽部で9日に記者会見し、71歳の現在もシニア未出場のジャンボ尾崎にラブコールを送った。

50歳以上の往年の名プレーヤーが参戦する米国シニアツアー(チャンピオンズツアー)の日本開催は、2017年の「JAL選手権」以来2度目。69歳のワトソンは、早くも出場への意欲を示すとともに、「再び日本で開催できることに感謝したい。2020年に東京五輪を控える日本にとっても、さらにゴルフを広く普及できるチャンスだと思っている」と意気込みを語った。

出場選手は、同ツアープレーヤー60人に招待選手を加えた68人を予定。8人の内訳は、現時点で「国内シニアツアーの直近大会優勝者」の1枠が確定しているものの、日本人選手が何人招待されるのかは未定という。ワトソンがその一人としてラブコールを送るのが、日本ツアー最多の93勝を誇る71歳の尾崎将司だ。「ジャンボ(尾崎)さんにも参加してもらえるようお願いしていただきたい」と、会見に同席した日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長に依頼した。

ジャンボ尾崎はいまもレギュラーツアーへの出場に強いこだわりを持ち、これまでシニアツアーへの出場はない。前回の「JAL選手権」でも関係者を通じて出場の打診をかけたが、断られた経緯がある。倉本は「難しいかもしれないけど、僕が直接お願いに行こうと思う。チャンピオンズには過去に一緒に戦った(海外の)選手も多いし、ぜひ出てほしいと思います」と話し、ワトソンの期待に応えるべく行動に移す考えを示した。(千葉県成田市/塚田達也)