米国シニアツアー

「全米シニアオープン」有力選手のコメント

2003/06/26 09:00

練習ラウンドからすでに本選並みのギャラリーを集めている米シニアツアー「全米シニアオープン」。アーノルド・パーマーの4メートル弱パーパットに歓声があがり、ジャック・ニクラスのバンカーショットに拍手が沸く。開催コースであるインバネスクラブはその厳しさで知られているが、オハイオ州のコースはジャック・ニクラスのお膝元、練習ラウンドのプレーを見ていても自信に満ち溢れていた。

ジャック・ニクラス
「このコースで健闘できるかって聞かれたら、自信をもってイエスと答えるね。またここで勝てるかって聞かれても、もちろん答えはイエス。勝ちたいか?と聞かれたら当たり前だろうと答える。そういう気持ちが無ければ参戦していないさ」

最近ニクラスを悩ませているパットの調子が戻れば、充分にチャンスがあると多くが語る。なぜなら、インバネスクラブは“賢い者”が勝つコースで、でフェアウェイの狭さを考慮してプレーしなければならない。飛距離は二の次のコースである。

ジョン・ジェイコブス(2003年全米シニアプロ選手権優勝)
「2日間プレーしているけど、ティショットを何で打てば1番効果的かが未だに判断できない。キャディと昨晩電話で、練習場でボールを打つことよりも、ティショットを何で打っていくか考える方が先だと話していたんだ」

トム・ワトソン(2002年全米シニアオープン2位)
「シニアの試合で最も難しいコースと言っても過言ではない。まずはフェアウェイキープが大事。さらにグリーンが早いので、気をつけなければならない。優勝スコアはアンダーパーにならないんじゃないかな?アンダーパーを出せれば優勝間違いなしだよきっと」

ジャック・ニクラス
「コースにあったプレーを要求される。自分のプレーをして勝てるコースでは決してない。コースのセットアップを考えてプレーするから、他のコースに比べてより面白いんだ」