次週は休養?それともドバイ?プロたちの年末は…
2014/12/14 20:36
炎天下での4日間の戦いを終え、夜のバンコクで冷たいシンハービールに舌鼓を打つ。そんな優雅な日曜日を送る選手たちがいる一方で、次週に向けて慌ただしく荷造りを始める選手もいる。「タイランド選手権」を最後まで戦い抜き、さらに次週UAEのドバイで行われるアジアンツアーの最終戦「ドバイオープン」に出場するのは、塚田好宣、片岡大育、川村昌弘の3人だ。
塚田と片岡、今週は予選落ちを喫した谷昭範にとっては、アジアンツアーの賞金シード入りを目指し、大事な最終戦となる。今週を終えて、塚田は62位、片岡は70位、谷は74位につけている。賞金総額は今週の半分の50万ドルだが、上位60位を目指して、もうひと踏ん張りの一週間となるだろう。
一方、タイ選手権に出場した選手でも、左足に痛みを抱える片山晋呉は、最終日に「70」をマークして「もう最高」と、気分良くシーズンオフに突入する。「(足が痛くて)走れない」という状態で、ゴルフはおろかトレーニングもどれくらいできるかは未知数だが、「ゴルフの次にうまい」というスキーや、「先生に教わりながら」というサーフィンをして冬を乗り越え、来シーズンに向けた準備をするという。
市原弘大は、来年1月に行われるアジアンツアーのQスクールに挑戦する。「(オフは)一カ月もないくらいだけど、それまでは走り込みやトレーニングをする」という。「(アジアンツアーは)こういう小さい試合でも招待選手が多いし、勉強になる」と、フィールドが魅力的だ。
小田孔明や岩田寛ら、シーズン最終戦となったプロたちにとっても、年末は挨拶回りやイベント、取材で忙しさは続く。ただ、プロたちにとっては“暇”というのが、最もつらかったりするわけで…。(タイ・チョンブリ/今岡涼太)